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建設資材データベーストップ > 電子カタログ資料館 > 調査試験 > 構造物調査 鋼床版疲労亀裂の半自動超音波探傷装置 鋼床版SAUT|一般財団法人 首都高速道路技術センター
NETIS 登録番号:KT-110050-VR

 


  • 鋼床版SAUTの探傷状況

  • 専用探触子ホルダー



 

概要

鋼床版のUリブ溶接部からデッキプレート貫通方向へ進展する疲労亀裂を効率的に検出する非破壊検査技術。本技術「鋼床版SAUT」は国土交通省NETIS登録技術。
 
 

亀裂のメカニズム

鋼床版のUリブはデッキプレートに片面すみ肉溶接されており、輪荷重が直接載荷されることで、局部変形による繰り返し応力が溶接ルート部に生じて亀裂が発生する。亀裂が進展しデッキプレートを貫通すれば路面の陥没も起こり得る。
 



 

探傷方法

本探傷装置は横リブ間でUリブ溶接を連続探傷するものであり、探触子のスライド操作を手動で行い、エンコーダからの位置情報と超音波探傷による反射エコーから、亀裂の分布を自動記録する。これにより深さ6mm以上のデッキプレート内在亀裂からの反射エコーを視覚化し、現場で判定することができる。
 
探傷にガイドレール等の設置は不要であり、準備工の時間が短く、超音波探触子とUリブとの距離(Y距離)および角度を一定に保つための小型の探触子ホルダとエンコーダ、超音波探傷器で効率的に検査が実施できる。
 



 

装置の自動化、効率化

優れた検出性能を持つSAUTも、桁高の高い箱桁や箱桁外側等の検査には足場の設置が必要であり、検査効率の低下から費用の増大を招いていた。そのため、足場の設置を必要とせず高所の検査が可能なSAUTロボットを新たに開発した。ロボットは長尺ポールで高所の鋼床版下面に取り付け、電動モータで自走して亀裂を検査する。本装置により高さ7m程度までの検査を足場なしで実施できる。また、ロボット装着の超音波探触子を小型カメラに付け替えることで、溶接ビードの近接目視点検も可能である。
 

SAUTロボットによる探傷状況




 

調査実績

首都高速道路では鋼床版橋梁において、デッキプレート貫通亀裂に対する予防保全対策としてSFRC(鋼繊維補強コンクリート)舗装による恒久対策が実施されているが、その事前調査を目的とした亀裂探傷を鋼床版SAUTで実施している。平成18年度から本格的に開始した亀裂調査は、平成30年12月までに360径間以上の調査実績を積み、多くの内在亀裂を発見し、SFRC舗装施工前に実施すべき対策を行うのに役立っている。また、首都高速道路のみでなく、国道・県道等、同様の問題を抱える鋼床版橋梁での調査にも用いられている。
 


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一般財団法人首都高速道路技術センター
TEL : 03-3578-5769     FAX : 03-3578-5761
http://www.tecmex.or.jp/

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