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カタマ®SP(スペシャル)は、鉄鋼スラグ特有の潜在水硬性(水と反応して自ら固まる性質)を活用したバラス舗装材で、適量の散水と重機による転圧を行うことにより、徐々に固化が進行する。
通常砕石のバラス舗装と比較すると、強度、耐久性が向上するため、車両の走行はスムーズな状態が継続し、河川護岸天端の管理用道路や林道、農道等の比較的車両交通量の少ない道路への適用に効果的。
また、固化による防草効果がソーラー発電所、遊休地、中央分離帯等の草刈り負担を軽減したい箇所で有効性を発揮する。
カタマ®SPは、高炉水砕スラグが製鋼スラグのアルカリ刺激を受け、シリカ(Si)、アルミニウム(Al)が水分に溶け出し、製鋼スラグから溶け出すカルシウム(Ca)とポゾラン反応を起こして石灰シリカアルミナ(CaO-Al
また、水中の過剰なCaイオンが空気中あるいは水中の炭酸イオンと反応して、炭酸カルシウム(CaCO3)も同時に生成し固まる。
・材令14日(室内試験)の一軸圧縮強度σ(t=14)≧1.2N/㎟、修正CBR ≧80%を標準としている。
・施工後の降雨による表流水は、コンクリート同様に初期はやや高い傾向にあるが、表面より炭酸化が進むことにより1ヵ月程度でpH<8.0となる。
カタマ®SPを布設した後に散水と転圧を行い、1~2週間程度の養生で完了となる。
具体的には、路床のCBR を3(%)以上確保した後、
①材料を敷均し→ ②散水(人力等による散水)→ ③転圧→ ④養生(転圧完了後1~2週間程度)といった簡単な施工手順である。
施工フロー(林道の舗装例)
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最終更新日:2024-01-11