概 要
乾式負荷装置は、発電装置およびUPS 等の負荷試験を安全で効率よく行うため開発された可搬型で操作性に富む負荷試験装置である。独自に開発された負荷装置は、小型軽量なので移動しやすく可搬性に優れている。取り扱いも容易で負荷投入スイッチを操作することで並列回路に接続された抵抗の増減により負荷要領の調整をすることができる。
また、従来の水抵抗器のような有害な負荷抵抗水は一切使用せず、漏電の心配もなく安全で無公害の安定した負荷試験が実施でき、試験準備の時間を要することがない。
特 長
1.高性能・高品質
コンパクトで温度係数の小さな信頼性の高い抵抗素子を採用し、冷却ファンで強制冷却しているので、水抵抗器のような試験中の抵抗値の変動(負荷電流の脈動)や常時監視が不要。また、抵抗素子は、ステンレスチューブの中で耐電性のマグネシアにて絶縁されており、湿気を寄せつけず腐食による品質の劣化の心配がない。長期間、高品質を維持する。
2.小型軽量・省スペース
水抵抗器および従来の負荷装置に比べ小型軽量化し、使いやすく、小型・省スペースなので設置場所の確保が容易。
3.優れた操作性
操作パネルのスナップスイッチおよび微調用サイリスタユニットまたは、スライダックにより任意の値に設定することが可能。負荷の投入・遮断もスナップスイッチによりワンタッチで操作でき、効率良く負荷容量を増減できる。さらに、あらかじめ設定した負荷容量を一括して投入・遮断することもでき、種々の条件での負荷試験に優れた操作性を発揮する。デジタル操作もある。
4.安全・無公害
不純物の入った抵抗水は一切使用していないので、漏電の心配もなく安全で無公害の安定した負荷試験を実施できる。有害な排水もなく環境に優しい負荷装置である。
5.万全の保護装置
冷却ファンが運転されていない状態で抵抗ユニットに通電されると、抵抗素子が焼損してしまうため、冷却ファンの異常の際は保護装置が作動し、負荷を遮断して運転を中止することにより抵抗素子の焼損を防止する。
6.並列接続が可能
複数台の負荷装置を並列に接続することができ、大容量の発電装置の負荷試験も可能である。
認証取得
[性能評定](一財)日本消防設備安全センター評保−004号
[ISO] ISO 9001 2015 No.2924 (本社・東京事業所)
ISO14001 2015 No.C2006‐01123( 〃 )
ISO27001 2013 No.C2018‐01330( 〃 )
負荷試験装置の全国配置
自家発電装置は、定期的な負荷試験を実施していないと非常時に力を発揮することができない。消防庁などでは、年に一度、負荷試験を実施するよう指導しているものの、ほとんど実施されていないのが現状である。
同社では、「乾式負荷試験装置」の全国配置により、全国どこでも試験価格を一定にすることや、乾式負荷試験装置運転技術者の育成配備など、負荷運転を推進できる環境づくりに積極的に取り組んでいる。

乾式負荷装置 の資料請求はこちらから
株式会社辰巳菱機
TEL : 03-3648-7748
FAX : 03-3648-6100
http://www.ttmrk.co.jp/