NETES登録番号:CB-150010-A
概 要
音響トモグラフィ地盤探査は、地中を伝播する音波の特性を利用して地下の断面をカメラで撮ったように可視化する技術である。
特 長
1.高精度・広範囲で調査ができる
精度を高くするには周波数の高い波を用いる必要があるが、周波数の高い波は地中での減衰が激しく、遠くまで伝播しないという問題があった。
しかし、音響トモグラフィ地盤探査は「疑似ランダム波」という特殊な波を用いることにより、測線長50m〜80mで精度1mという高精度な調査が可能となった。
2.都市部でも調査ができる
疑似ランダム波を用いることで、使っている周波数がノイズの影響を受けにくく、道路や建物などの構造物下部の調査に用いることができる。
3.さまざまな用途に対応ができる
立体駐車場建設工事、集合住宅建設工事、桟橋延長工事、地中障害物調査、空洞調査、岩盤中の亀裂調査、地盤改良の範囲調査、支持層調査、資源調査、地盤液状化のモニタリング実験、幹線道路下部の調査、河川下部の調査、小型模型土層実験など、さまざまな用途で数多くの実績を挙げている。
調査例
地盤探査
従来の物理探査手法は1種類の情報しか取得できなかったが、音響トモグラフィ地盤探査は、「速度」と「減衰率」という2つの情報を取得できるため、2つの異なる側面から地盤を解釈できる。
地中障害物調査
既設水道管の正確な位置情報がなかったため、水道管を新設するためのシールドマシンと既設の水道管が干渉する恐れがあった。
調査の結果、既設水道管とシールドマシンとの隔離は1.5mあることが分かり、安心・安全な施工に貢献できた。

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