概 要
「ユニ・ソイル」は、無機性建設汚泥を特殊固化材を使って造粒固化処理することによって、高品位な土木資材にした製品である。製造されたユニ・ソイルは自然土等に比べて、強度、締固めにおいて優れている。ユニ・ソイルを用いることにより、現在問題となっている無機性建設汚泥の再資源化を実現するだけでなく、自然材の利用抑制や、再資源化への対応の一助にも寄与する。
特殊固化材を使った造粒固化とは、特殊高分子により泥の水分を吸収し、これにより、細かい泥の粒子が集結、砂や土ほどの大きさの粒子を形成する。次に、セメント系材料により強度を発現。2段階の強度発現により、短時間で土木資材として十分に活用できる強度が得られる。
無機性建設汚泥をリサイクルしたユニ・ソイルを工事にて使用することにより、現在、発注者に求められる廃棄物の発生抑制、再生利用を考慮した設計を努めることが可能になるとともに、品質の向上に寄与することが可能。また、施工業者はユニ・ソイルを工事にて使用することにより、環境保全に貢献することが可能となる。
特 長
1.さまざまな用途に活用できる強度が得られる
2.雨などの外的要因により再び泥に戻らないこと
3.環境に負荷がなく安全なこと の3点が挙げられる。
●ユニ・ソイルの利用用途
盛土材・埋め戻し材・築堤材・路床材が一般的だが、防草材に活用することも可能であり、約3年にわたってのフィールド試験の結果、生育抑制を望まない植樹に対して影響を与えず防草効果を維持できる点があり、除草を実施する頻度を大幅に少なくすることが可能となる。
●ユニ・ソイルの品質管理
日々のコーン指数測定により強度管理を行い、定期的に環境庁告示第46号「土壌の汚染に関する環境基準」の試験を認定分析機関で実施し、安全管理を行っている。
●ユニ・ソイルはなぜ再び泥に戻らないのか?
ユニ・ソイルは、コンシステンシー特性により水分を多量に含んでも液体状にならない、攪拌やこね返しによる強度変化が小さい、という2つの特長により、外的要因によって再泥化することはない。
●ユニ・ソイルはどのように安全か?
環境庁告示第46号「土壌の汚染に関する環境基準」を27項目すべてクリアしている。
適用条件
●自然条件
通常の工事が可能な自然条件内であれば、ユニ・ソイルを用いて施工することが可能。
●現場条件
通常のバックホウや締固めに必要な振動ローラー等が稼働可能な現場条件内であれば、ユニ・ソイルを用いて施工することが可能。
●技術提供可能地域
ユニ・ソイル供給は、全国の日本リ・ソイル工業協同組合の各組合員から供給可能。
現場での利用実績
全国で広く利用されており、年間約5万㎥程度の利用実績がある。

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