EGSM工法（雨水集水ます浸透化工法）｜排水工｜全国非開削普及協議会（EGSM工法研究会）

　　　　　　　　
EGSM工法施工概念図

概要

市街地化された都市部においては、すでに各種地下埋設物が輻輳し、浸水被害を防除するための雨水貯留浸透施設の設置が困難な状況となっており、簡易な施工方法で効果のある浸透施設の築造が望まれている。

これらのニーズに対応すべく開発されたのが既設道路集水ますを活用した浸透施設構築工法「EGSM 工法」である。

「EGSM工法」は、雨水を地中に浸透させることにより、道路浸水対策のみならず、雨水流出抑制、水循環機能の回復、合流式下水道の改善対策に寄与できる工法である。

特長

１．道路集水ますの底を抜くだけの簡単な工事で、短時間に低コストで施工ができる。
２．狭い道路でも施工が可能で、専用掘削機による騒音対策が施され、近隣住民への環境負荷が少ない。
３．掘削深さを地下水位や土質に合わせて任意にとれる。
４．脱着可能なレインフィルターを装着するため、簡易なメンテナンスで浸透能力の維持が可能である。
５．雨水流出抑制および地下水かん養や合流改善に貢献できる。
６．集水ますを浸透化することで水たまりを減少し、蚊の発生を防止できる。