NETIS登録番号:(旧)HR-990111-VE、設計比較対象技術(旧)
DMM工法との併用(パターン1)
さいたま市道場三室線
DMM工法との併用(パターン2)
上越三和道路下野田地区
概要
- パラリンクは縦帯が高強度を有する一方向性材料である。
縦帯は高強度ポリエステル長繊維を平行かつ非常に密に引き揃えて芯材としており、その繊維束をポリエチレンで被覆した構造を有する。
この縦帯を等間隔に並べて面状にした補強材料がパラリンクである。
- 適用範囲としては軟弱地盤上盛土造成における安定対策の一つである敷網工法に用いる。
- 1999年6月JH高知試験施工以来、実績1,734件757.5万m²(2023年6月末現在)である。
- 建設技術審査証明書
「建技審証第1306号」を2013年9月4日に取得。
特長
- 製品強度が高い
製品基準強度は(50kN/m~1350kN/m)まで有する。
- 施工性が良い
公称幅4.5mにて重機を用い敷設。1,500~2,000m²/日。
- 耐久性
クリープ強度は(105時間におけるクリープ強度実測試験値および107時間促進試験実測値より)製品強度×0.72(120年)である。
地震時割増係数はλ は1.25である。
併用工法
低改良DMM工法との併用
低改良率杭式DMM 工法における、未改良部と改良体との間の不同沈下対策として、パラリンクを併用する工法である。
耐震設計
- 高盛土の耐震設計
ニューマーク法にて、地震波から盛土の滑動変位量を算出し、許容値を超える場合、パラリンクにて盛土補強する。
- 液状化変形抑制工法(SECURE‐G工法)
・液状化を生じさせない対策工法ではなく、液状化発生時に盛土の変形を抑える工法である。
・非液状化層の砕石層に挟み込まれたパラリンクにより盛土の沈下、不同沈下、側方変位を効果的に抑える。
・レベル2地震動においても性能2を確保し、盛土の早期修復が可能である。
(SECURE‐G工法 http://secure21.com)
(特許工法:特許第4262292号)
液状化変形抑制工法