概 要
MUDIX(マディックス)工法は、建設工事から発生する掘削残土や河川・湖沼・港湾からの浚渫ヘドロなどの処理・処分が環境保全上の上で大きな問題となっていたことから、建設省(現在の国土交通省)では昭和56年度総合技術開発プロジェクト「建設事業への廃棄物の利用技術開発」のテーマの中に泥土の処理および利用技術の開発が取り上げられ、民間企業数社が昭和61年から財団法人(現在は一般社団法人)土木研究センターに泥土を連続的に、かつ効率的に混合処理を行う技術開発を委託し、誕生したプラント安定処理工法である。
MUDIX工法(連続式泥土処理工法)は撹拌性能が優れており、高品質、大量施工が可能なことから、超軟弱な泥土の処理から粘性土、砂質土まで広範な発生土に適用できる。施工実績も着実に増加しており、平成28年度までに300万㎥を達成している。
近年、可搬式プラントの幅広いニーズに対応できるように、管路内混合方式のMUDIX-K、2軸パドル混合方式のMUDIX-TW、さらに第2種建設発生土の混合が可能なMUDIX-Cをメニューに加え、多品種の材料の混合や種々の用途に土木材料として改良土を提供できるように幅広い展開を図っている。
特 長
1 .高い混合性
連続供給される泥土に改良材を連続均一添加する分散添加方式と、縦列撹拌翼の回転による混合撹拌のため、高い混合性を得ることができる。
2 .高品質
中央運転管理装置により泥土量に対して改良材添加量をリアルタイムに制御するため、高品質な改良が可能。
3 .確実な計測管理
泥土量、改良材添加量は常時計測し工事記録のデータベース化が可能。
4 .大量施工
連続処理方式のため、処理能力が大きく経済的。
5 .可搬型プラントシステム
ユニット化されたプラントは、可搬型で設置・撤去が容易。
6 .環境にやさしい
混合機は振動がなく密閉式のため騒音・粉塵が少なく周辺環境への負荷が小さい。
7 .各種改良材への適用
泥土の性状、改良目的に応じた各種材料が粉体、スラリー等の添加方法で使用できる。
8 .不溶化処理
汚染土の不溶化処理、ダイオキシン類の固化処理が可能。
9 .前処理
解砕選別装置で、泥土を解泥・解砕・篩分けを行い、異物を除去し高品質な改良と連続施工が可能。
標準作業フロー
装置の適用範囲

MUDIX工法 の資料請求はこちらから
泥土処理研究会
TEL : 03-3272-6502
https://www.deidoken.gr.jp/