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「インプラントロック堤防」は、「インプラント構造」による2列の鋼矢板連続壁と妻壁を「土堤」内に構築することで、粘り強い堤防に強化するものである。
越水や浸透で盛土が削られても壁体自体が堤防機能を保って破堤を防ぐ。加えて、地震時には2列の鋼矢板と妻壁によって囲まれた地盤を「拘束」すること(拘束地盤免震)で液状化地盤の流動を抑制して地盤沈下を抑える。越水や浸透だけでなく、大地震が生じても「壊れない」ことを目指した構造がこの堤防の大きな特徴である。
1.省スペース・急速施工
独自の施工システムで仮設工事なしに杭の搬送から建込み、圧入の全工程を杭の上だけで完結することができる。
また、従来では施工が困難だった水上や運行中の列車の横、高架下や河川堤防の改良工事などでも周辺環境への負荷を最小限に抑え、既存構造物の機能を保持したまま安全でスピーディーな工事が可能となった。
2.地球に根を張る、粘り強い構造
浅い地盤に据え付ける従来のフーチング構造や土を固めただけの盛土構造に対し、杭材を地盤深くに挿し込むインプラント構造は、一本一本の部材が地球と一体化することで地震・津波などの外力に対し、強い耐力を発揮する。
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