Jシステム
スマートイーグルType-P
「Jシステム」は赤外線カメラでコンクリート表面の特異な温度により損傷「浮き」を検出でき、打音前の損傷部絞り込み「スクリーニング」として活用するシステムである。
このシステムは調査前に構造物の熱環境を「EM(S)装置」で把握することで最適な調査時間帯で調査を行うことができる。
調査結果は損傷判定支援ソフト「Jソフト」により3段階分けて抽出、損傷の見逃しゼロを実現している。
これにより、危険な個所をピンポイントで点検できるため、打音面積の削減・効率的な点検を行うことが可能である。
1.EM(S)装置(貼付型熱環境測定装置)
赤外線調査に最適な構造物の熱環境を把握する装置。
コンクリート面にEM(S)装置を設置し、構造物と熱交換することで温度を一体化し、床版厚の薄い鋼橋でも、日射の影響を反映した最適な調査時間を把握することができる。
2.Jソフト(損傷判定支援ソフト)
赤外線で撮影した画像を自動で解析し、損傷レベルを3段階に分けて表示。
ソフトによる客観的な解析が可能なため、バラツキや見落としが防止できる。
さらに、熱画像や解析画像が、表計算ソフトやワープロソフトなどに簡単に貼り付けられるため、調査報告書などの作成にも役立つ。
本システムは、光切断法による高精細な路面形状データを取得し、自動解析する効率的な路面調査である。
高精度なGPSと計測機器を搭載して走行し、ひび割れ、わだち、IRIの路面性状測定値を迅速に得ることができる。
簡易法による自動解析にしたことで労務コストの削減や解析時間の短縮が図れるため、経済性の向上や工程の短縮が期待できる。
一般車両に搭載し、頻度を上げた調査が可能になり、損傷の進行状況をより正確に把握できる。
・ひび割れ率を簡易法による自動解析にしたことにより、労務コストの削減や解析時間の短縮が図れるため、経済性の向上や工程の短縮が期待できる。
・車両搭載型のシステム構成にしたことにより、道路パトロール車などの巡回車へ搭載することが可能。
頻度を上げた調査により路面情報が蓄積できるため、高い路面管理水準を実現できる。
システム概要図
「調査試験|赤外線トータルサポートシステム Jシステム/簡易路面調査システム スマートイーグルType-P|西日本高速道路エンジニアリング四国株式会社」の資料請求はこちらから