小規模濁水処理一体型中和濁水処理装置｜濁水処理工（一般土木工事）｜富士エンジニアリング株式会社

装置外観(FP-10NC)

処理状況

「一体型中和濁水処理装置」は、建設現場等で発生する10m³/h以下の濁水を取水ポンプや原水槽等の各種機器と、その制御を一体化させた装置で処理する小型中和濁水処理装置。
軽量かつコンパクトのため、４tトラックで運搬可能であり、中小の工事現場やスペースの制約が多い都市部などでも使用可能である。

水位検知による自動制御のため、ポンプの焼き付けを心配することなく夜間や休日の処理を可能とした。
原水ポンプと原水槽を装置と一体構造とし、通常離れた場所に設置される取水ポンプの制御盤も装置に搭載しているため、それぞれ別途に用意する必要はなく、現地での作業が簡素化される。
取水ポンプと原水ポンプからの流入量調整を手動バルブの開閉調整ではなく、ポンプ回転数をインバーターで制御して調整する方式とした。
このため両ポンプを装置制御盤で同時操作が可能となり、素早くきめ細やかな調整を実現。
また、バルブへのゴミ付着による配管閉塞が減り、安定した装置運転を行うことができる。
装置底部の水平調整ジャッキにより、特別な基礎が不要となり、素早く容易に水平調整作業を行うことができる。
凝集沈殿処理、アルカリ排水の中和処理に加え、廃棄汚泥の減容化も可能としたため、産廃処分費を低減できる。
沈殿処理用の凝集剤は、PAC、高分子凝集剤、天然由来凝集剤（フジクリーン）など、さまざまな凝集剤の使用が可能。

FP-10NC・5NC一体型中和濁水処理装置

無機性汚濁水が発生する工事
・掘削工事（雨水、地下水）
・造成工事（雨水）
・建築土木工事（雨水、地下水）
・コンクリート打設