製品情報
効率的で経済的な補修・補強材として近年注目されている「炭素繊維」を活用して、腐食部分に適正なケレン処理を行い、その上に工場で樹脂を含浸・硬化させたSCFRシートを構造物に貼り付け、さらにその表面に仕上げ塗装を施す、注目の腐食防止・補修・補強工法である。
「すだれ状」のSCFRシートにより鋼構造付属物とシートとの間への接着剤の充填を容易にした。そのため、鋼構造付属物とシートとの密着性が非常に高く、施工箇所での鋼構造付属物と外気との接触を防ぐことができる。また、シート貼付時にシートの隙間から接着剤が滲み出てくるため、鋼構造付属物とシートとの間に空気が溜まりにくく、脱泡作業が不要。そのため、施工者の熟練度による性能バラつきが出にくい。炭素繊維により構成されたSCFRシートは鋼板換算にて0.4mmの板厚に相当し、内部腐食=0.04mm/年とした場合、寿命10年分の板厚に相当する計算となり、長寿命化に寄与する。