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ホーム > 建設情報クリップ > 積算資料 > 平成28年度 建設機械等損料の改定について

 

1. 建設機械等損料の概要

建設機械等損料とは,土木請負工事費の積算に用いる機械経費の一部であり,建設業者が保有する建設機械等の償却費・維持修理費・管理費等のライフサイクルコストを1 時間当たりまたは1 日当たりの金額で示したものです。
 
昭和30 年代,工事量の急激な増大と機械化施工の普及,公共工事の執行体制が直営から請負方式に移行するに伴い,積算の適正化を図るための統一的な積算基準の必要性が指摘され,昭和35年に「中央建設業審議会(中建審)」勧告を受けて,購入価格と維持修理費との関係による経済的使用時間を設定する「アッカーマン方式」の算定式を用いた損料が設定されました。その後,変化する社会情勢等の実態を踏まえ,機械の拘束時間(管理費)の概念を取り入れたり,機械の使用年数を法定耐用年数から実稼働に即した標準使用年数としたりする等,様々な修正を経て現在に至っています。
 
なお,「請負工事機械経費積算要領」の別表である「建設機械等損料算定表」の諸数値については,実態調査の結果を基に見直しを行っているものです。
 
 

2.  平成28 年度建設機械等損料の改定概要

建設機械等損料の実態調査は,全国の建設業に携わる工事業者等を対象に約4,000 の機械について行っています。今回改定の全体の動向(機種区分毎の変動率)を,改定前(平成26 年度版損料)と比較すると,全体的な維持修理費の減少と年間管理費率の上昇等により,供用1日当たり換算値損料が全体平均で3%増加しています(別表「機種区分毎の変動率」を参照)。
 

別表 機種区分毎の変動率(H28/H26)




 
 
また,建設機械の保有状況も踏まえて,損料設定機種の追加,削除,名称変更等を行っています。具体的な変更項目については国土交通省ホームページ「平成28 年度建設機械等損料の改正概要」に掲示しておりますので,そちらをご参照下さい。
 
○ 国土交通省ホームページ「平成28 年度建設機械等損料の改正概要」
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000025.html
 
 

国土交通省 総合政策局 公共事業企画調整課

 
 
 
【出典】


積算資料2017年05月号



 

最終更新日:2023-08-02

 

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