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建設資材データベーストップ > 特集記事資料館 > 積算資料公表価格版 > 知る・見る インフラストラクチャー 〜土木構造物の魅力がギュギュッと 詰まったWEBサイト 『土木ウォッチング ─ イン フラ大図鑑:土木構造物 写真集 ─』を見てみよう!〜

 



 
 
技術・製品・工法の内容を,サクッと掘り下げてみる「知る・見る インフラストラクチャー」。
 
今回はちょっと趣向を変え,当ページの名称「知る・見る インフラストラクチャー」にフィットする画像収集WEBサイト『土木ウォッチング ─インフラ大図鑑:土木構造物写真集─』(以下,土木ウォッチング)に注目し,同サイトを主宰されている東京都市大学(旧 武蔵工業大学)工学部都市工学科の吉川弘道教授にお話を伺ってきました。
 
 

吉川教授の語る『工学教育三種の神器』

耐震設計・地震リスクを専門とする吉川教授が同WEB サイトを開設した背景には、教授が提唱する『工学教育三種の神器』があります。「教育模型」,「教科書/演習書」,「専用Web」を三種の神器と定義し,この三つを駆使して授業を展開するというもの。一つ目の「教育模型」は,鉄筋コンクリート内部の配筋が見えるスケルトン模型と,振動模型を開発し,目に見えるツールを使って授業を展開しています。
 
【RCはりの透明模型】
コンクリートを模した透明な樹脂中央にはひび割れがあり,鉄筋コンクリートにおける鉄筋の役割が一目で理解できる模型
 



 
 
【振動模型】
建築分野において一般的なラーメン構造[1] が理解できる模型。地震や強風などの横からの力がかかった場合でも接合部で抗力を発生させる構造[1]ラーメンとはドイツ語で「枠」「額縁」の意味。柱と梁で作られた枠のような構造を組み合わせることで建物の重量を支える構造のこと
 



 
 

土木構造物本来の魅力をいかに人に伝えるか

『工学教育三種の神器』の二つ目の「教科書/演習書」は説明不要として,三つ目は「専用Web」。こちらは,土木構造物本来の魅力をいかに人に伝えるか,“魅せていくか” という点に重きを置き,2013年4月『土木ウォッチング』を開設しています。
 
 

土木構造物の魅力を600点もの写真で見せる

より多くの人に見てもらうために画像投稿形式を採用し,シンプルに,数多くの画像を定型フォーマット[2] で掲載しています。当初は付き合いのあるエンジニアに趣旨を説明し,国土交通省,鉄道・運輸機構,電力会社,建設会社,新聞社などからデータと画像提供を受けていましたが,個人投稿者および約40 の事業体からの提供も受け,現時点で600 点もの画像が集まっています。土木構造物を愛するセミプロやアマチュアの写真家に対する受け皿の役割も期待できます。
 
[ 2 ] タイトル,文章,リンク先,写真2 枚,分類,と投稿時にフォーマットが決められている
 
 

WEB+SNS連動による相乗効果

Facebook を使った『Discover Doboku 日本の土木再発見』も開始。『土木ウォッチング』をはじめ,同種サイトの画像などをシェアし,紹介する仕組みになっています。Facebookには「いいね!」機能があるため,反響も分かりやすく、WEBとSNSの連動で情報が拡散し,Facebookを経由して『土木ウォッチング』を訪問するユーザーもいます。現在ではサイトの認知度が上がり,Facebookを経由せずに直接『土木ウォッチング』を訪問するユーザーが増えており,Google Analyticsのトラフィッ
クレポートによると,月間最大5000回の閲覧が記録されています。
 
 

『土木ウォッチング』の分類について

『土木ウォッチング』のコンテンツは,大きく「施設の分類」,「構造物の分類」,「その他の分類」の3つに分かれています。
 
「施設の分類」では,「鉄道構造物・鉄道施設」,「道路構造物・道路施設」,「エネルギー施設・プラント」,「ダム・河川施設」,「上下水道・処理施設」,「空港・港湾・物流施設」,「街並み・都市景観」の7つに分けられており,これを串刺すように「構造物の分類」があります。
 
「構造物の分類」では,「橋梁・高架橋」,「人道橋・歩道橋・遊歩道」,「地下構造物・トンネル」,「海岸/沿岸/海上構造物」,「空間構造・搭状/容器構造物」,「土木なら何でも」の6つに分けられ,「その他の分類」では,「建設機械・建設現場」,「土木遺産・歴史的建造物」,「インフラツーリズム2.0」,「土木夜景・イルミネーション」,「Monument, Art& Designing」,「デザイナーズコンクリート倶楽部」,「土木のおもてなし」,「土木の偉人・土木の偉業」などの魅力的なコンテンツがあります。
 
※ 分類やコンテンツの名称は、逐次、更新・追加され、現在に至っています。
 
 

インフラツーリズムへの展開

インフラストラクチャーや土木構造物・土木景観を観光資源とし,それらを観光旅行する「インフラツーリズム」。国土交通省も積極的な利用を奨励しており,現在,国土交通省総合政策局により『インフラツーリズム ポータルサイト』が開設されています。これはインフラそのものが地域固有の観光資源と定義され,既存のインフラや工事中のインフラを対象にしたツアーが全国各地で実施されており,これらを紹介するサイトです。
 
『土木ウォッチング』の「その他の分類」にある「インフラツーリズム2.0」は後々『インフラツーリズム ポータルサイト』にリンクすることを視野に入れたコンテンツで,各都道府県の土木観光資源を写真で紹介しています。
 
 

おわりに

吉川教授は国土交通省による「インフラツーリズム推進会議」の議長を務め,インフラツーリズムのさらなる推進のために尽力されています。
 
土木構造物の魅力をより多くの人々に広めるツールの一つである「インフラツーリズム」と,それらを視覚的に魅せるWEBサイト『土木ウォッチング』。これらの連動により,多くの若い世代がインフラへの理解を深め,土木構造物に関心を持つようになれば,日本のインフラは,デザイン,技術,工法,資材など複合的にますますの発展を遂げるのではないかと期待するところです。
 
まずはこの夏,親子で『土木ウォッチング』の写真を見て,インフラツアーを企画してみてはいかがでしょうか。
 
 

(取材=(株)フィールドリサーチセンター)

 
 



 
▲『 土木ウォッチング ─インフラ大図鑑:土木構造物写真集─』
  http://www.doboku-watching.com/
 
『Discover Doboku 日本の土木再発見』
https://www.facebook.com/DiscoverDoboku
 
【参考】
国土交通省 総合政策局『インフラツーリズム ポータルサイト』
https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/region/infratourism/
 
 
【出典】


積算資料公表価格版2017年08月号



 

 

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