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建設資材データベーストップ > 特集記事資料館 > 積算資料公表価格版 > 知る・見るインフラストラクチャー 産学官民をつなぐ「インフラメンテナンス国民会議」ってどんなもの?


 
技術・製品・工法の内容を,サクッと掘り下げてみる「知る・見る インフラストラクチャー」。
 
今回は産学官民が一体となって技術や知恵を総動員してインフラメンテナンスに取り組むプラットフォームである「インフラメンテナンス国民会議」に焦点を当て,国土交通省 総合政策局 公共事業企画調整課の鎭西武氏とインフラメンテナンス国民会議 広報部会の永田善裕氏にお話を伺ってきました。
 
 

インフラメンテナンスをとりまく現状と課題

高度経済成長期に集中的に整備されたわが国のインフラは,今後急速に老朽化することが懸念されており,インフラの大半を管理している国・地方公共団体等を含めた,わが国全体の大きな問題となっています。しかし,メンテナンスに係る予算は限られており,地方の担い手が不足していくことが予想されるため,インフラメンテナンスを着実かつ効率的に実施する体制を確保していくことが喫緊の課題です。
 
一方で,インフラは全ての国民の生活を支える基盤であるため,社会全体でメンテナンスに取り組む機運を高めていくことが重要です。
 



 
 

「インフラメンテナンス国民会議」の設立

インフラメンテナンス国民会議は,「日本再興戦略改訂2015」や「経済財政運営と改革の基本方針2016」などの閣議決定文書においてインフラメンテナンス産業の育成・活性化を図るため,産学官民が総力を挙げてこれに取り組むプラットフォームとして設立することが位置付けられてきており、その結果として,平成28年11月28日に設立されました。
 

産学官民が連携するプラットフォーム




 
 

「インフラメンテナンス国民会議」の目的

産学官民の連携・交流等を通じて,①革新的技術の発掘と社会実装,②企業等の連携の促進,③地方自治体への支援,④インフラメンテナンスの理念の普及,⑤インフラメンテナンスへの市民参画の推進,を実現できるように活動しています。
 
 

確実かつ効率的なインフラメンテナンスの推進

予防保全などの計画的なメンテナンスによる費用の平準化・縮減や,作業の省人化・効率化を図っていくことが必要であるため,多様な産業の技術や民間企業のノウハウを活用する必要があります。
 
インフラメンテナンス国民会議において、平成28年11月時点で199者だった会員は,平成29年11月で738者まで拡大するなど、プラットフォームとして機能するため、着実に会員数を増やしています。このネットワークを生かしてフォーラム活動を全国に展開しています。
 



 

革新的技術フォーラム

施設管理者のニーズや課題に対し,ピッチイベント[1]やコンテスト[2]などにより解決のシーズ技術を掘り起こし,オープンイノベーション[3]による技術開発を促進しています。技術開発に当たり企業マッチングや現場試行などをコーディネートするほか,セミナーなどでの技術紹介などを通じて開発した技術の社会実装を後押ししています。
 
 [1] 自社の製品やサービスをプレゼンする催しのこと
 [2] 平成29年7月より施設管理者のニーズや課題を解決する技術やアイデアを公募する「技術マッチングアイデアコンテスト」を実施
 [3] 新技術・新製品の開発に際し,組織の枠組みを越えて広く知識・技術の結集を図ること
 
 



 
 



 



 

自治体支援フォーラム

自治体が抱える体制や制度面などの課題や,それらに対する自治体の取組,民間企業のノウハウなどについての情報交換を行っています。自治体の課題解決に向けて,他の自治体の経験や民間企業の知恵やアイデアなどを参考にしてグループ討議を行い,問題解決の方向性を模索します。
 
 
自治体支援フォーラム実施例
 



 
名 称  インフラ老朽化時代におけるレジリエント[4]な郡山を目指して
開催地  郡山市役所
参加者  メンター[5]4名,自治体23名(郡山市ほか6市町村,福島県),民間企業など38名,国土交通省9名
討議テーマ
    ①橋梁長寿命化修繕計画の策定
    ②道路舗装の予防保全型維持管理の導入
    ③道路維持補修業務における地域建設業の連携やノウハウの活用方法の模索
    ④市民参画の可能性
 
 [4] 復元力または回復力があること [5] 指導者または助言者
 
 

インフラメンテナンス革命の実現に向けて

このようなオープンな議論等による会員同士の連携・交流の結果として,企業連携や官民マッチングによる現場試行が徐々に生まれています。
 
インフラメンテナンス国民会議はこれらの活動を促進し,インフラメンテナンスのあらゆる段階でさまざまな技術や民間のノウハウを活用してインフラメンテナンスの生産性革命を実現するイノベーションを起こすとともに,メンテナンス産業の育成・活性化に取り組んでいくこととしています。
 
なお,インフラメンテナンス国民会議では,国民会議ホームページにおいて会員を随時募集しています。
 
 
■インフラメンテナンス国民会議ホームページ
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/im/
 
インフラメンテナンスが抱える課題を自分事として向き合いたいとお考えの方は,ぜひ会員となって,インフラメンテナンス国民会議の場を通じてこれからのインフラメンテナンスについて議論に参加してみてはいかがでしょうか。
 
 

(取材= (株)フィールドリサーチセンター)

 
 
【出典】


積算資料公表価格版2018年01月号



 

 

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