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建設資材データベーストップ > 特集記事資料館 > 積算資料公表価格版 > 学生を対象とした一緒に考えよう「KOJICHUプロジェクト」仮囲いデザインアイデアコンテスト

 

はじめに

全国建設業協同組合連合会(青柳剛会長)では,スケールメリットを活かした事業を通し,「人材確保」,「人材育成」を掲げ,建設業の魅力発信のためのプロジェクトを展開しています。平成29年度は「自信と誇りを着る」をテーマに「ユニフォームデザインプロジェクト」を行い,現場で働く人たちの作業着を専門学校(東京モード学園)の学生と一緒になって取り組みました。
 
平成30年度の「『KOJICHUプロジェクト』仮囲いデザインアイデアコンテスト」は,現場を通して建設業の魅力を発信しようというプロジェクトです。
 
 

プロジェクトの目的:「見せる工事現場」で業界イメージを刷新!
 
デザインのテーマ:「工事中と人々を結ぶ装置」
 
参加資格:大学院生,大学生,高等専門学校生,専門学校生及び高校生を対象
     (3人以上のグループで応募)とし,教官・教員の指導が必要
 
対象地:桜美林大学(仮称)本町田キャンパス新築工事(町田市本町田2591-3)
 
審査委員 審査委員長:古谷誠章/ 建築家,一般社団法人日本建築学会 会長,早稲田大学 理工学術院教授
       審査委員:宮崎 桂/ 公益社団法人日本サインデザイン協会 会長,(株)KMD代表取締役
            大西麻貴/建築家,o+h 共同主宰,横浜国立大学 客員准教授
            五道仁実/国土交通省 大臣官房技術審議官
            北村知久/国土交通省 大臣官房建設流通政策審議官
            佐々木基/一般財団法人建設業振興基金 理事長
            藏谷伸一/全国建設業協同組合連合会 副会長
 
協賛・後援 協賛:東日本建設業保証株式会社
       後援:一般社団法人全国建設業協会,一般社団法人全国建設産業団体連合会,
          一般財団法人建設業振興基金,西日本建設業保証株式会社

 
 
 

1. 記者会見(キックオフ)(平成30年10月16日)

本コンテストの開始にあたり記者会見を行い,青柳会長は,「業界の課題は人口減少社会に向かっての人材確保・育成であり,さまざまな角度からの取り組み方があります。『技術者としてのやりがい』をかたちとして結びつくような事業を積極的に展開していくことも団体としての役割と考え,今回のコンテストを通して『若い人たちと一緒になってモノづくりとしての建設業を語る機会としたい』」との抱負を述べ,古谷誠章審査委員長は,「工事中の現場は仮囲いに囲まれ中の様子を知ることができないため,一般社会とのつながりがなくなっています。刻々と変化しながら築かれていく工事現場の建築の楽しさ,力強さ,美しさを伝え,建築が刻々と変化し築かれていくさまを観賞する観覧席となるようなアイデアを募ります」と話されました。
 
 
 

2. 一次審査(平成31年1月25日)

本コンテストには,全国の大学(大学院含む),高等専門学校,専門学校,高校から82グループが応募登録を行い,57グループからの作品提出があり,厳正な一次審査の結果,11グループが最終審査に進むこととなりました(写真−1)。
 

《一次審査の審査基準》
 
①アイデアが効果的で独創的なものであるか
② 民や子供たちにとってフレンドリーなものであるか
③ 囲いの内側で働く人にとって働きがいを感じるものであるか
④ 全面,実現性などを含めて総合的なリアリティがあるか
⑤ 築業,建築関連産業の好感度を高めるものであるか

 

写真−1 一次審査の様子



 

3. 最終選考会・表彰式(平成31年2月14日)

東海大学校友会館において,行政,関係団体・協力会社及び学生等が出席し,最終選考会・表彰式が開催されました(写真−2)。
 

写真−2 最終選考会(会場の様子)


 

開催に先立ち,青柳会長から,「学生さんたちにとってそれぞれの分野の審査員の先生方と作品コンセプトについて直接やり取りができる絶好の機会です。学生さんたちと一緒になって,『工事中をしっかりと見せていくことの大切さ』や『デザインすることの面白さ』がこの会場からしっかりと発信されることと思っています。学生さんたちにとって記憶に残るような楽しい選考会となりますようにと期待します」との挨拶がありました。
 

審査委員代表として古谷審査委員長は,「仮囲いの中で行っていることは一般の人々に見えにくく,その後の建築物の活かされ方や愛着の持たれ方に違いが出てきます。その時に,内と外との隔たりを取り結ぶインターフェースとして仮囲いが働いています」と述べました(写真−3
 

来賓の国土交通省森昌文事務次官からは,「国民の安全,安心を守っていくうえで重要な役割を果たす建設業に対し,今回のコンテストに参加することにより若い方々が意識をもって時間を少し割いていただいたことに感謝するとともに,仮囲いの内と外との懸け橋になってもらい,推進役になってもらいたい」とのお言葉をいただきました(写真−4)。
 

写真−3 古谷誠章審査委員長の挨拶

写真−4 森昌文国土交通省事務次官の挨拶

 
公開プレゼンテーションでは,一次審査通過者11グループが,模型や小道具,資料を準備し,創意工夫された説明を行いました(写真−5)。
 

写真−5 最終選考会(公開プレゼンテーション)


 
最終審査の結果,次のグループが各賞を受賞しました。
 

★ 最優秀賞:設計集団HOLIZONTAL B(武蔵野美術大学)(写真−6
 
★ 優秀賞:チーム・ナスパティ(群馬日建工科専門学校)(写真−7
 
★ 入選:
 三重奏(椙山女学園大学・神戸大学)
 建築研究部(群馬県立館林商工高等学校)
 スイっち。(徳山工業高等専門学校)
 Aquarium(長岡工業高等専門学校)
 PEN子(武庫川女子大学)
 
★ 選外佳作:
 富山大学芸文(富山大学)
 こーじぱーてぃー(専門学校東洋美術学校)
 囲ってナンボ(近畿大学)
 SRM(Super Real Mode)
    ( 千葉県立京葉工業高等学校)

 

写真−6 最優秀賞写真


 

写真−7 優秀賞写真



最優秀賞を受賞した「設計集団HOLIZONTALB 」の二又さんは,「課題にあった『装置』という言葉に引っ掛かりをもち,グループ全員で考え作品を完成させました」,優秀賞を受賞した「チーム・ナスパティ」遠藤さんは,「頑張った甲斐があった。多くの人に協力してもらい感謝しています」との感想を述べました。
 
古谷審査委員長からは,「仮囲いを題材とした各作品は,新しく今までにない独創的なデザインであったとともに,デザイン的にも楽しく面白さがあった」との審査講評をいただきました。
 
また,後援をいただいた一般財団法人建設業振興基金佐々木基理事長は,「仮囲いを通して建設現場を身近なものへとの熱意が感じられ,今後,建設現場を日常の風景として作っていきたい」と述べられました。
 
最終選考会後の記者会見で青柳会長は,「古谷審査員長の『工事中と人々を結ぶ装置』といった分かりやすいテーマ設定が学生の創作へと向かうエネルギーになったものだと思っています。基本に据える考え方は,国民目線の分かりやすい活動の展開です。キーワードは『おしゃれ,かっこいい』といった『デザイン感覚』を我々の業界に取り入れていくことが大事なような気がしています。全国の工事現場がもっとおしゃれになれば建設業はどんどん変わってきそうです」と述べました。
 
古谷審査委員長は,「参加された学生の年齢層は幅もあり,提出された作品は,現場側からは思いつかないバラエティにとんだアイデアにあふれ,仮囲いは仮のものではなく,建設現場から竣工する建築に代わる街のエレメントであると捉えた結果であるとの認識を新たにしました。仮囲いの可能性を感じられました」と話されました。
 
最終選考会・表彰式を終え,本コンテストに応募いただいた学生と学校関係者,審査委員,行政,関係団体・会社及び最終選考会に出席された方々のご協力により,仮囲いに閉ざされた工事現場の内と外をつなげる架け橋ができたと感じます(写真−8)。
 
なお,受賞された作品については,工事現場で活用されることを希望するとともに,本コンテストに提出された作品を掲載した作品集を作成し,多くの方にお伝えする予定です。
 

写真−8 最終選考会(最終審査に進んだ学生および関係者)




 
 

全国建設業協同組合連合会

 
 
【出典】


積算資料公表価格版2019年12月号



 
 

 

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