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ホーム > 建設情報クリップ > 積算資料 > 積算資料速報レポート > 【臨時特集】建設資材価格指数が前月比-0.2ポイントと2年振りに前月を下回る

主要資材の価格動向

積算資料2022年11月号(10月20日発売)速報(2022年10月18日発表)

 

建設資材価格指数

当会9月調査に基づく建設資材価格指数(全国・2015年度平均=100)は、建築・土木総合で前月比-0.2ポイントの147.9となった。
前月の値を下回るのは2020年8月調査以来で、2年振りに前月比でマイナスとなった。
これまで騰勢が続いてきた異形棒鋼ストレートアスファルト一般建築用木材の価格が反落しており、これらが指数を押し下げた格好。
しかし、生コンクリートH形鋼型枠用合板などの騰勢は続いており、指数も前年同月比では+14.6ポイントと依然として高い水準を維持している。
資材によって市況感に温度差が生じており、騰落相半ばする形で建設資材価格指数は踊り場局面を迎えている。
 
特に生コンクリートは、原材料であるセメントの騰勢やエネルギー価格の上昇を背景とした製造・輸送コスト増を販売価格に転嫁する動きが続いている。
「積算資料」掲載都市では2022年4月以降、延べ379地区の価格が上昇した。
セメントの再値上げが打ち出される中、引き続き全国各地で強含み推移となろう。
 

建設資材価格指数(全国・2015年度平均=100)
 
積算資料2022年4~11月号 全国生コンクリート市況動向
 
詳しくは、建設資材価格指数をご参照ください
 
 

11月号の主な資材の動向(東京地区)

鋼材類
鋼材類 単位 価格 先行き
異形棒鋼(SD295 D16 ②) 113,000円
H形鋼(200×100×5.5×8mm ②) 123,000円
鉄スクラップ(H2) 39,000円

 
異形棒鋼は軟調な原材料市況の影響を受け前月比t当たり2,000円下落。
これで3カ月連続の下落となった。
一方、H形鋼は堅調な需要が下支えし、横ばい推移。
 
鋼材類
 
 

セメント
セメント 単位 価格 先行き
セメント(普通ポルトランド(バラ)) 12,800円

 
メーカーの値上げが浸透し前月比t当たり1,000円上伸。
メーカー側は再値上げを打ち出しており今後の動向も注目。
 
セメント
 
 

燃料類
燃料類 単位 価格 先行き
軽油(ローリー) KL 116,000円

 
軽油は流通業者が採算重視の姿勢を継続し横ばい推移。
原油相場に先高観が生じていることから先行きは強含み。
 
燃料類
 
 

木材類
木材類 単位 価格 先行き
コンクリート型枠用合板
(無塗装品ラワン 12×900×1800mm)
2,200円
杉正角材(KD)
(3.0m×10.5×10.5cm 特1等)
m3 105,000円

 
コンクリート型枠用合板は産地高が続くも荷動き鈍く22カ月ぶりに前月比横ばい。
一方、杉正角材は輸入材の入荷量が回復し需給が緩んだことから前月比m3当たり5,000円下落。
 
木材類
 
 
PDF版はこちら。
 
 

最終更新日:2023-07-18

 

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