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ホーム > 話題の新製品 > 土木資材・工法 > 維持管理不要でアオコの発生抑制と水質改善可能な浄化技術

株式会社 フジタ(本社:東京都渋谷区、代表取締役 社長執行役員:上田 卓司)は、維持管理不要でアオコの発生抑制と水質改善可能な浄化技術『フェスタ工法』を開発した。
 
フェスタ工法
 
■工法の概要
抽水植物や沈水植物を植栽した植生浮島を使用して水辺生態系を創出・再生し、湖沼やため池などの水質浄化を行う低炭素技術。
浄化性能はこれまでの隔離水域での実証試験で確認しており、流入負荷や目標水質に応じた計画手法を確立している。
しかし、浮島および水底に繁茂した沈水植物は、刈り取りやアメリカザリガニ等の外来生物の食害に対する生育管理が必要になり、維持管理コストや水上作業の安全性が本工法を普及させる上で課題となっていた。
今回、大厚木カントリークラブ桜コース(神奈川県厚木市)の修景池において、抽水植物のみを植栽した浮島を使用する維持管理不要型の本工法を池全体の浄化に適用する実証試験を実施。
水域面積の5%(一般的な浮島を使用する浄化方法の1/4)の浮島数量で、夏季の植物プランクトン濃度を約77%削減でき、池の透明度が改善された。
さらに、沈水植物の刈り取りや補植などの維持管理が不要になったばかりでなく、浮島の植生基盤表面が水につかった構造であるため、冬季に枯れた水上の植物体が植生基盤表面の水中で分解促進されたことなどにより、栄養レベルの高い水域においても、浮島に繁茂した抽水植物は刈り取らずに毎年継続的に生育でき、維持管理が不要となる手法を確立した。
 
■問合せ先
株式会社 フジタ
TEL 03-3402-1911
http://www.fujita.co.jp/

最終更新日:2014-01-24

 

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