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ホーム > 話題の新製品 > 土木資材・工法 > ヒートアイランド現象抑制、猛暑対策に効果的な『熱伝導保水スラグ舗装材ヒートスルーサンド』

フジタ道路株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:倉谷 勝敏)、三和グランド株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:山本 周二)は、ヒートアイランド現象抑制、猛暑対策に効果的な『熱伝導保水スラグ舗装材ヒートスルーサンド』を発売した。
 
ヒートアイランド現象抑制、猛暑対策に効果的な『熱伝導保水スラグ舗装材ヒートスルーサンド』
 
■製品の概要
近年の「ゲリラ豪雨」「熱帯夜」といった「ヒートアイランド問題」は、年々深刻さを増しており、都市における真夏の暑熱ストレスは我慢の限界を超え、健康を損なうまでになっているといえる。
この度両社は、三和グランドの持つ透水性舗装材の技術をベースに、熱伝導性の良い骨材を配合することにより、表層の蓄熱を地中方向に伝導・拡散させ、舗装表面の温度を下げるという、歩行者系舗装材の開発に成功した。
高炉水砕スラグの持つ保水力が舗装体内部に水を貯え、また、蒸散するときに気化熱を発散する「打ち水」効果も、同時に発揮する。
主な特長は下記の通り。
 
●熱伝導性に優れる
従来からある遮熱性舗装の場合、舗装表面の温度を下げるために、熱を大気中に放射させてしまうが、本製品は熱伝導性に優れており、表層の蓄熱を路盤方向へ伝導・拡散させることで、夏季に舗装の表面温度を下げる。
また冬季においては、路床、路盤の地熱を表層に伝導することで、路面凍結を抑制する。

●高い透水性・保水力
ベースとなる技術は、1,200件以上の実績を持つ、「透水性高炉スラグ舗装カラーサンド」であり、主骨材に「高炉水砕スラグ」使用することにより、「透水性」「保水性」という、相反しやすい2つの機能を同時に高いレベルで発揮する。
 
●高い耐久性
「高炉水砕スラグ」は、高炉セメントの材料であり、降雨の繰り返しにより水和反応を起こし、3~5年をかけて強度が増進していく特性があるが、この特性により優れた耐摩耗性、強度を発揮。
遮熱性舗装が、遮熱剤を表層に塗布するため、塗布剤のハガレによる機能の低下や色ムラが起きやすかった事に対し、本製品は5~15cmの表層全層が同じ舗装材料になるため、ハガレによる機能低下、色ムラを起こしづらい。
 
●歩きやすさ、ユニバーサル対応
本製品は、アスファルトやコンクリートと比較して、反発係数が2分の1~3分の1であり、歩行者・ジョギングをする人・お年寄りなどの足腰にやさしい舗装である。
また、適度な硬さで自転車・車いすの走行にも適している。
さらに、濡れた状態でも非常に滑りにくく、スロープや階段、法面などにも対応可能。
 
■問い合わせ先
フジタ道路株式会社
TEL:03-5859-0670
http://www.fujitaroad.co.jp/
 
三和グランド株式会社
TEL:03-3839-8501
http://www.sanwagrd.co.jp/

最終更新日:2015-05-27

 

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