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ホーム > 話題の新製品 > 建設ソフト、IT関連 > CAD、BIM・CIM > BIMデータから3Dインタラクティブコンテンツを作成する『Autodesk LIVE』

オートデスク株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:マイケル・キング)は、ソフトウェアとクラウド サービスを
連携させて、高品質な3Dインタラクティブ ビジュアライゼーションを実現する技術「LIVE Design」の開発を進めている。
 
その第1弾として、BIMソフトウェア「AutodeskR RevitR」のBIMデータから、バーチャル リアリティ(VR)などに使える
3Dインタラクティブコンテンツを簡単な操作で作成できるクラウドサービス『Autodesk LIVE』を、9月下旬から
同社オンラインストアで発売する。
 
BIMデータから3Dインタラクティブコンテンツを作成するクラウドサービス『Autodesk LIVE』
BIM データのプロパティを 表示している例
 
■サービスの概要
建設業界では、建物の外観や内部の情報をプロジェクトの関係者と共有したり、施主や利用者に説明したりする際に、
2D/3D CGを使用することが頻繁にあるが、制作は専門業者に外注することが一般的である。
この場合、2Dでは完成後のスケール感や雰囲気を体験しにくく設計意図が伝わらなかったり、
3Dでは制作に時間と費用がかかり、変更・修正の手間も発生する。
これに対して『Autodesk LIVE』は、設計者がRevitの簡単な操作で建物のリアルな3Dインタラクティブコンテンツを制作できる。
 
このコンテンツは建物の外観や内部を実際の建物のように表現して、見た目やスケール感を確認できるだけでなく、
車椅子や高齢者、子供の利用を想定して視点の高さを変えて内部を移動しながら、障害物の有無や扉の動きの
安全性を検討したりすることが可能。
また、季節の気象条件を変えて、太陽光が窓からどこまで差し込むかを確認して照明の量を検討したり、
人や植物の3Dデータをコンテンツ内に配置して人の流れや視線に入る風景を確認することもできる。
 
このサービスを利用することで、建設プロジェクト関係者、施主、利用者など、立場の異なる人たちが完成前の建物や
施設の内外をバーチャル上でリアルに体感できるようになるので、今までとは異なる新しい方法でプロジェクトの
品質向上を目指すことができる。
 
●建設プロジェクト関係者のメリット
このコンテンツにはBIMデータが含まれるので、完成後のイメージが理解・共有しやすくなるだけでなく、
より質の高いレベルの情報共有による業務効率の向上と作業品質の向上が期待できる。
検討後の修正は設計者がRevitのBIMデータで行うので、外注業者や多くの人を介在する必要がなく、
全ての情報が一元管理される。
 
●施主、利用者のメリット
着工前や完成前に、さまざまな条件の使い勝手をバーチャルでリアルに体感できるので、運用後のイメージを
より明確に理解することができる。
また、異なる用途で見せたい場面だけを組み合わせてプロモーションに使用することも可能。
Autodesk LIVEで制作した3Dインタラクティブコンテンツは、無料で提供するビューワを使用してVR機器、
iPadR、PCなどで見ることが可能で、現場を離れた会議室でも時差のある海外でもいつでも見ることができる。
さらに、「Autodesk LIVE」で作成したデータを同社ゲーム制作エンジン「Stingray」で加工すると、
コンテンツを見る操作画面を用途に合わせて柔軟に変更することも可能。
 
■標準価格(税抜)
【Autodesk LIVE】:1カ月 5,000円
※同社オンラインストアにて提供
【Autodesk LIVE Viewer】:無償
※同社Webサイトにて提供
 
■問い合わせ先
オートデスク株式会社
http://www.autodesk.co.jp

最終更新日:2016-09-30

 

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