国土交通大臣認定

パイロンバリアー概要

パイロンバリアー使用によるメリット
概要
鉄骨梁貫通孔において、吹付けロックウールの場合、通常1時間耐火で25mm、2時間耐火で45mm、3時間耐火で60mmの被覆が必要となる。
被覆を確保しづらい部分ではあるが、パイロンバリアーは12mm厚で1・2・3時間の耐火性能を確保でき、国土交通大臣認定を取得している。
- スリーブ径を有効に活用できる
パイロンバリアーは、通常の施工法に比べ貫通孔の被覆厚を薄くできるため、設備スリーブの有効面積を最大限に確保できる。
- 貫通孔補強費用の削減
パイロンバリアー使用を見込んで設備スリーブを確定することで、鉄骨梁貫通孔を縮小することができる。
従って、補強プレートや補強リングも小さいサイズを選択でき、補強の重量減に伴う補強費用の削減が可能となる。
- はり成の低減が可能
はり成が貫通孔径で決定している場合は、パイロンバリアー使用でのはり成の低減が可能となり、その場合階高も低くすることができる。
よって、これらの相乗効果によりさらなるコスト削減が可能となる。
- はり成の1/2超の貫通孔径で使用可能
パイロンバリアーは、これまでははり成の1/2以下の貫通孔径までしか使用できなかったが、はり成の1/2超の貫通孔径まで使用できるようになった(ハイリング:はり成の2/3以下、OSリング:はり成の63.13%以下)。
最大2/3の貫通孔径とパイロンバリアー(12㎜)の組み合わせにより、さらなる設備配管の有効面積の大幅アップ、また、はり成の低減が可能となる。
- 認定条件
パイロンバリアーは大臣認定品のため、使用するにあたり鉄骨梁・吹付けロックウール・パイロンバリアーそれぞれに対して認定条件がある。
必ず最新の認定条件を確認のこと。
施工手順