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「鋼構造物表面処理用レーザークリーニング工法 JPL工法®|道路付属物塗替工|一般社団法人日本パルスレーザー振興協会」の資料請求はこちらから
「JPL工法®」は、橋梁等の素地調整工程において、高パワーのパルスレーザー照射および集塵システムを用いることにより塗膜・錆を除去する技術。
従来のブラスト工法による素地調整と異なり、騒音や粉塵の発生を抑制できる。
JPL工法®の原理
対象母材の表面に高ピークパワーパルス発振レーザーを照射すると、素材よりも吸収率の高い汚れの膜やその下の酸化物がエネルギーを吸収し、下地面で反射されプラズマが発生する。
これにより対象表面の汚染物は気化し、粒子化された汚染物等は独自システムにより即時に回収される。
[JPL工法®に有効な素地面]
鋳鉄、鋼、アルミ、ステンレス、銅、コンクリート面、石膏
[特に効果の高い適用範囲]
[JPL工法®に向かない素地面]
バフ面、圧延鏡面、カーボン地、布、プラスチック、ゴム等
構成機器 | 概要 |
パルスレーザー照射機各種 | 高出力(三相・200V)・ 中出力(一相・200V)・低出力(100V) |
集塵機 | HEPA・ 活性炭フィルター搭載(三相・200V) |
●作業環境等の比較
従来工法 | JPL®工法 | |
作業服装 | 防護服一式 | レーザー光保護ゴーグル・ 簡易保護マスク |
作業環境 | 粉塵が飛散し、騒音・振動が発生 | 粉塵飛散・騒音・振動を低減 |
騒音 | 110dB | 81.5dB(従来工法比-26%) |
粉塵濃度 (総粉塵) |
16㎎ /㎡ | 0.033㎎ /㎡ (従来工法比-99.79%) |
デメリット | 母材損傷のリスク、安全性が低い、 産廃の排出、消耗品の使用 等 |
レーザー専用の保護メガネが必要 |
●作業工程の比較
①グリース・油分の除去
媒体にダメージを与えることなく、二次産廃の排出もゼロ。
鋳型などのメンテナンスに最適。
②錆の除去
インフラや橋梁などの塗装前、溶接前後の下地処理を含め点検・補修作業を飛躍的に効率化できる。
③塗膜剥離・落書きの除去
石材、コンクリート、鉄材などの幅広い母材に対する塗り替え工事や落書き除去作業に適応。
有害物質などを含有した塗膜を飛散させずに安全に剥離できる。
④生産過程の残留物の除去・コーティング除去
生産過程で生じる残留物やコーティングを高精度に除去し、幅広い産業ニーズに対応。
⑤食品・薬品産業の生成加工機械
クリーン環境下での機械や製造設備へのメンテナンス作業に最適。
⑥金型の表面処理
非接触処理により、高価な金型を損傷させることなく高精度クリーニングが行え、処理時間も大幅に短縮できる。
「JPL工法®」のハイパワーレーザーシステムは専用システム車により全国どこでも移動・展開ができ、システム車から最長50m離れた施工箇所まで対応可能。
小型・軽量なローパワーシステムは普通乗用車などで持ち運びが可能なため、さまざまな現場環境へ柔軟に対応できる。
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最終更新日:2024-05-31