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「フル電動ラフテレーンクレーン EVOLT eGRー250N|建設機械|株式会社タダノ」の資料請求はこちらから
建設用クレーン最大手のタダノグループは、2050年カーボンネットゼロの実現、また、2030年に事業活動におけるCO2排出量を25%、製品におけるCO2排出量を35%削減することを目指し、「Our True Mission : Zero Emissions」というメッセージを掲げている。
社会の一員として、地球環境の改善、脱炭素社会の実現に貢献するためのタダノグループの取り組み「Tadano Green Solutions」の一環として、世界初の電動ラフテレーンクレーンを開発。
2023年12月に発売を開始した。
独自開発した電動コントロールユニットを搭載。
同ユニットは大型車両を稼働させるために数多くの電動機器を採用し、それをコントロールするという課題を解決。
走行用の4輪駆動(4WD)とクレーン用油圧、エアコン用など、通常の電気自動車に比べて多くのモーターの制御を可能とした。
これにより従来のエンジンモデルと同等の走行性能、クレーン性能の確保を実現。
1回の充電で、平均的な1日の走行とクレーン作業※をカバーする容量のバッテリーを搭載。
1回の充電で最大11時間のクレーン作業が可能(走行のみの航続距離は約70㎞)。
普通充電および急速充電をしながらクレーン作業を行う(プラグイン作業)ことで、バッテリー充電状態の消費を抑えることができる。
日本国内で販売されている電気自動車の大半の車種が対応しているCHAdeMOによる急速充電を採用。
合わせてAC200Vの普通充電に対応している。
充電にかかる時間は、出力70kW以上の急速充電で2.5時間、普通充電で8時間となる。
※約42㎞の走行と約5時間のクレーン作業を想定(往路20㎞の現場へ自走し、現場で5時間稼働後に復路20㎞を自走)。
従来のラフテレーンクレーンは、ディーゼルエンジンによって、現場まで走行するとともに、エンジンの回転力で油圧ポンプを動かし、より重いものを、より高く吊り上げることを可能としてきた。
建設機械の中でも、特にクレーンの場合は車両重量が大きく、稼働・走行には多くの軽油を消費し、多くのCO2を排出していた。
フル電動化により、電気の力で作業と走行ができCO2排出量ゼロを実現。
GR-250N-5 (エンジン) |
eGR-250N-1 (電動モータ) |
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走行時 | 燃料(L/年) | 4,569 | 0 |
CO2(㎏/年) | 11,788 | 0 | |
クレーン作業時 | 燃料(L/年) | 5,788 | 0 |
CO2(㎏/年) | 14,933 | 0 |
開発中の車両管理用アプリケーション“EVOLTアプリ”では、「バッテリー残量」、「航続可能距離」、「充電完了までの時間」など電動ラフテレーンクレーンの作業・走行に関連する情報を表示し、オペレーターをサポートする。
「地図」機能では目的地を設定すると、「目的地までの概略距離」を表示、航続可能距離情報と合わせて走行計画立案を補助する。
「稼働履歴」機能では、稼働時間・走行距離・電費などの、作業履歴や走行履歴を確認できる。
この機能を活用することで、当該現場におけるフル電動ラフテレーンクレーン導入によるCO2排出量削減効果をエンジン式との比較で算出が可能。
国土交通省が進めるインフラ分野におけるカーボンニュートラル実現に向けての基礎となる、建設・維持管理段階の工程・工種ごとのCO2排出量の見える化に寄与する。
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最終更新日:2024-07-25
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