カーボンニュートラル製品　ECOモードを装備した建設機械／evo ROLLER（電動式ローラ）｜建設機械｜酒井重工業株式会社

ECOモード装備マカダムローラ（型式名称：R2-4）

evo ROLLER（電動式ローラ）

最大エンジン回転数よりも低い回転数で、燃料消費効率・転圧作業効率・作業時の車速確保などを鑑み、燃費と作業性を両立したエンジン回転数をECOモードの回転数として設定。
運転者がスロットル操作でECOモードのエンジン回転数に設定し、エンジン回転数を抑制して作業することで、騒音と燃料消費量を低減することができ、CO₂排出量削減を実現。
周辺環境への影響抑制と経済性向上が図れる。
 

運転者がスロットル操作でECOモードのエンジン回転数に設定すると、ECOモードであることを表示するパイロットランプが点灯、ECOモードの回転数以外に設定すると自動でパイロットランプが消灯する。
運転者に視覚的に通知することにより、エコ運転に対する技能や意識を高める効果が期待できる。
 

坂道や軟弱地、起伏が激しい等、締固め機械がエンジンドロップするような作業負荷の高い現場では、従来通りの最大エンジン回転数で作業を行い、作業負荷が軽い現場では運転者がスロットル操作でECOモードのエンジン回転数に設定して作業する。
運転者が施工状況に合わせてECOモードで作業することで、締固め機械の入れ替えを行わず、騒音と燃料消費量の低減、CO₂排出量の削減が図れる。

※HV620evoはエンジン機と比較
SAKAIのカーボンニュートラル製品

酒井重工業株式会社では1990年代よりロードローラの専門メーカーとして低炭素ローラの研究を行ってきた。
電動式は、排出ガスゼロ・CO₂ゼロを実現し、高い静音性から、住宅地や夜間工事などに最適。
ローラの電動化は、自律施工や緊急ブレーキ、締固め管理など道路施工に必要な制御や安全性と親和性が高く、カーボンニュートラルへの貢献のみならず、ICT施工拡大による施工品質向上・効率化に寄与する。
 
国土交通省の直轄工事では、受注業者のカーボンニュートラルに関する実績・技術提案を入札契約時や工事成績等で評価する取り組みが始まっており、カーボンニュートラルに関する取り組みの選択肢の一つとして期待できる。
 
 

本田技研工業株式会社の着脱式可搬バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」の搭載により、電動機の弱点である充電時間や稼働時間の欠点をクリア。
フル充電の状態で、小型ハンドガイドローラの平均連続稼働時間である連続稼働２時間を実現。
また、着脱式バッテリー採用によりバッテリーを交換することで充電によるダウンタイムがゼロとなり、さらなる連続作業が可能となる。
電動化による静音性や環境負荷軽減のメリットのほかに、エンジン車と比較して手元の振動が少ないため作業者の疲れの軽減にも効果がある。

着脱式可搬バッテリーを採用したHV620evo

都市部の道路工事で多く使われる４ｔサイズの振動ローラの国内初フル電動化モデルを開発中。
多くの現場試用を経て、十分な稼働能力が確保できることを確認。
今後は、バッテリーの大容量化と効率化によって、さらなる有用性を高める。