建設資材データベーストップ > 特集記事資料館 > 建設ITガイド > 建設現場で使える! 現場主義的スマホアプリ一覧

 

現場主義×山政 睦実

 

ドキュメントアプリ

建設現場でも普及し始めたスマートフォン(スマホ)。現場で使えるアプリを探している読者も少なくないのではないでしょうか。
建設ブロガーの「現場主義」(http://const.livedoor.biz/)の山政睦実氏に、建設現場向けのアプリを紹介していただきました。
 

IJCAD Mobile Free

IntelliJapan
CADファイルを閲覧することができる無料のアプリ、数多く流通されているAutoCAD形式にも対応しています。簡単なファイル編集機能もあるため、現場で急遽寸法を調べたいときにも確認することができます。慣れればそれなりの編集ができるので、パソコンの前に戻ることなくCADファイルを編集して、メールで送信することも可能です。


 

GoodReader

Good.iWare
ドキュメント管理アプリの決定版でiPad登場の頃から愛用しているアプリです。さまざまなドキュメントを表示・再生することができ、ドキュメントの取込にはパソコンとのUSB 接続の他、クラウドサービスを利用したり、Wi-Fi接続でも可能です。ドキュメントの管理は、パソコンのエクスプローラーのように階層での保存が可能で、クラウドサービスとの同期設定もできます。赤書きや蛍光ペンを追加することもでき、PDFのドキュメントを添削する際にも利用しています。ドキュメントはメールに添付したり、クラウドサービスを利用して共有することもできます。


 

Evernote

Evernote
検索に優れている有名なドキュメント管理クラウドサービス。さまざまなドキュメントを保存することができるため、後で記録をたどるときに便利です。画像データでも、OCRしてテキスト化されるため、検索にヒットします。私の場合、名刺の管理を以前からこのEvernoteを使用しており、2000 枚近く保存されている名刺の検索に重宝しています。


 

Microsoft Excel、Word

Microsoft Corporation
Microsoftから提供されているオフィシャルなMicrosoftOffi ceアプリ。パソコンで作成したExcel・Wordファイルを崩れることなく表示が可能です。有料版であれば、編集作業も行うことができますが、操作性は良くないので、少し慣れが必要でしょう。Dr opBoxやOneDriveから直接ファイルを開いたり、保存することができるので、データをこちらに入れておくと、すぐに開くことができます。


 

ATOK Pad

JUSTSYSTEMS CORPORATION
ちょっとしたメモを書くときは、このATOKPadを利用しています。iPadでは今のところ外付けキーボード入力時に、ATOKを利用することができませんが、ATOKPadを利用すると、それを解決することができます。専門用語の多い建設業界では、漢字の変換につまずくことが多いため、ATOKが重宝しています。ATOKには、ATOKPassportというサービスがあり、月々286 円(税別)にて、各OSの端末10 台までATOKを利用することができ、ユーザー設定や辞書を共有することもできます。


 

DocuWorks Viewer Ligh

Fuji Xerox Co., Ltd.
PDFを閲覧することができるアプリは数多く登場していますが、最近データのやり取りが増えてきている富士ゼロックス「ドキュワークス形式」のドキュメントを閲覧するには、こちらのビューワアプリが必要となります。スマホやタブレットに入れておくと良いでしょう。また、「DocuWorks Folder」アプリを使用するとドキュワークスファイルをフォルダで整理して、端末に保存しておくことも可能です。


 
 

写真アプリ

OneCam (マナー・連写)〜フリックで簡単シェア〜

Walker Software
iPhone標準のカメラでは撮影する写真の画素数設定ができませんが、このアプリを使用すると、CALSモードでの撮影が可能です。撮影した写真データは通常のカメラを使用したときと同じように写真フォルダに保存されますので、特に変わった操作は必要ありません。また、マナーモードを使用することにより、シャッター音を消すこともできるので、会議での撮影などに便利です。位置情報のオン・オフ設定や日付の写し込みなどの設定も簡単に行うことができます。


 

現場DEカメラ

DATT JAPAN Inc.
無料で使用することができる電子黒板カメラプリです。スマホのカメラ画面に、電子的に黒板を写し込むことができるため、現場で黒板を持っていなくても、黒板入りの写真を手軽に撮影することができます(公共工事の場合は発注者に確認が必要です)。黒板の種類は複数の中から、発注者や工事にあったものを選択することができ、入力する内容はその場で入力する他、事前にリスト化された内容から選択することもできます。また、「現場編集長CALSMASTER」と連携することにより、工種・種別等での自動仕分けも可能で、現場事務所での写真整理がいらなくなる便利なアプリです。


 

RICOH THETA S

Ricoh Co.,Ltd.
リコーから発売されている1 度のシャッターで全天球(360 度)撮影することができるカメラ「THETA」シリーズと接続するアプリ。THETA本体には画面がついていないため、このアプリを使用することで撮影した写真を見たり、遠隔でシャッターを切ることも可能です。アプリからSNS等へのアップロードもできるため、その場ですぐに全天球の写真を共有することもできます。


 

Offi c e Lens

Microsoft Corporation
Microsoft社が提供しているカメラアプリで、名刺やノート、ホワイトボードなどを斜めに撮影したものを、自動的に四角く補正をしてくれます。カメラで議事メモなどの記録を撮っておくことが多くなったため、このアプリを利用すると、撮影した写真データをそのまま印刷して配布したり、メールで送信することも可能です。濃淡の弱い場合は、四辺の設定が合わない場合もありますが、そのときは手動で四辺を合わせることにより、手動で補正することが可能です。


 

OLYMPUS Image Share

Olympus Corporation
オリンパス製のデジカメとWi-Fiで接続することにより、遠隔操作や写真データを転送することができるアプリです。現場ではオリンパスTG-3工一郎を利用していますが、撮影した写真をスマホに転送して、メールに添付したりと、現場事務所に戻ることなく、カメラ内の写真データを取り込むことが可能です。また、カメラの画像をスマホで見ながらシャッターを切ることも可能です。毎月の進捗写真では、5mスタッフの上にカメラを取り付け、遠隔操作にて撮影しています。


 

Googleフォト

Google, Inc.
Google社が提供している無料の写真保管サービスで、1600万画素までの写真であれば容量無制限なので、写真を何枚でも保管できます。現場では撮影した写真データは最も重要なデータであり、消えてしまった写真データを作り直すことは不可能なため、写真データのバックアップは以前からの課題となっています。このクラウド保管サービスを利用すれば、いざという時に復元することが可能ですし、打合せなど出先で必要なときにも各種端末から閲覧することが可能です。動画も保管することができるため、施工状況を動画で保存して、簡単な編集も可能です。リスクの検討は必要ですが、セキュリティ設定をしっかりしておけば流出する可能性も少ないでしょう。


 
 

地図アプリ

Google Earth

Google Earth
パソコン版でも有名なアプリで、空中を飛んでいるかのようにあらゆる高度や角度から航空写真を3 次元表示することができます。GPSと連携して現在位置を表示することはもちろん、ルート検索も可能です。また、KMZ 形式で保存された3 次元モデルを取り込むことにより、GoogleEarth上にモデルを表示することが可能です。座標を緯度経度に変換したものを2 次元で取り込むことも可能なため、構築物や測量点の位置を現在地とともに確認することができるため、現場のイメージをつかむこともできます。


 

Yahoo!地図

Yahoo Japan Corp.
Yahoo!から提供されている地図アプリですが、地図を見る機能以外にも現場に便利な機能が付いています。「雨雲レーダー」は現在位置を確認することで、周辺の雨雲の様子を合わせて確認することができます。また「距離計測」という機能も重宝します。経路を地図上で指定していくと、その距離を表示してくれる機能で、産廃処分場や緊急病院までの距離を調べるときに便利です。その他、ちょっとした位置関係を調べるときにも手軽にこの機能を利用することができます。


 

Moves

ProtoGeo
スマホを持っているだけで、自分の動きを記録してくれるアプリ。1日の動きが地図上にプロットされ、時間も記録されます。現場で慌ただしくしていると、時間の記録が難しいですが、このアプリを見返すことによって、時系列が分かり、過去の行動を思い出すことができます。スポットなどは登録情報から選択することもできますし、該当するスポットがなければ、オリジナルスポットを作成することもできます。移動している時の交通機関も自動車、自転車、徒歩、バスやスキーなど、さまざまな情報から選択して記録を残すことも可能です。


 

Yahoo!乗換案内

Yahoo Japan Corp.
交通機関の乗換案内で、駅間だけではなく、現在位置からの徒歩経路や、高速バスなどを含めた検索が可能です。また、表示された経路の乗換ごとに、その前後の電車を表示してくれるため、少し余裕を持った乗換をしたいときや、少しでも短縮したいときの検索に便利です。駅の時刻表表示はもちろん、運行情報も検索することができます。自分がよく使う交通機関を登録しておけば、運行情報がある場合、通知でお知らせがくるので、駅まで行ったら電車が止まっていたなんてことを防ぐことができます。


 
 

ツールアプリ

AudioNote – Notepad and Voice Recorder

Luminant Software, Inc
スマホ・タブレットのマイクを使って、会議や打合せの内容を録音しながら、リアルタイムでメモを取ることができる便利なアプリです。機能が制限されていますが、無料版もあるため、購入する前に試してみるのも良いでしょう。メモは手書きでも可能で、記録された音声と入力されたドキュメントやテキストが連携しているため、該当するところをタップすると、その時の音声を再生することができます。


 

OLYMPUS Audio Controller

Olympus Corporation
「OLYMPUS Image Share」のI Cレコーダー版で、同じくオリンパス製のICレコーダーとWi-Fiで接続することができます。接続したスマホからICレコーダーの録音や停止ももちろん、録音中にインデックスの挿入や、写真を音声ファイルに挿入する機能を遠隔で使用することができます。あからさまにICレコーダーを操作するのは気が引けるような打合せでは重宝します。接続にはQRコードを読み取るだけで設定できるよう工夫されています。


 

Epson iProjection

Seiko Epson Corporation
エプソン社から提供されているエプソン製プロジェクターとWi-Fiで接続が可能なアプリ。スマホ・タブレットに保存されている写真やドキュメント、Web画面をコードレスで映し出すことが可能です。割込み接続も可能なため、必要なときは画面の切り替え操作なしに映し出すことができます。天上吊り下げ式の固定プロジェクターを使用する現場事務所が増えてきたので、このようなアプリはプロジェクター各社から提供されるでしょう。


 

ジョルテ-カレンダー&システム手帳、日記

Jorte Inc.
日頃のスケジュール管理をGoogleカレンダーにて行っていますが、Googleカレンダー標準のアプリはスマホで使うと、閲覧性が悪いため、こちらのアプリを使用しています。Googleカレンダーと連携できるスケジュール管理アプリは数多くありますが、閲覧機能に優れていて、月表示と日表示の切り替えが素早く、急いでいるときに必要な情報をすぐに確認することができます。もちろん、アプリから入力した予定もGoogleカレンダーに更新されます。


 

電卓EQ7

Clever Alien
最近関数電卓を利用する機会が減りましたが、それでもまったくないわけではありません。標準の電卓より使いやすいものが無料でも数多く公開されています。このアプリはその一つで、無料ですが大々的な広告表示がなく、入力された数式も表示されるので、入力確認に便利です。ラジアン・度分秒の切り替えや、四捨五入・切り上げ・切り下げ等の設定が分かりやすく、ボタンも押しやすい大きさなので、現場でも便利に使えます。


 

水準測量

Booth
工事現場での水準測量を自動的に計算することができるアプリ。測量結果を入力するたびに計算されるため、即座に計算値が表示され、測量結果は、CSVファイルで取り出したり、メールで送信することができます。入力は通常の野帳と同じスタイルのため、説明書を特に読むことなく利用することが可能です。測点を増やしたときには行の挿入や、不要になったときには行の削除もでき、備考欄には測点の注釈などが記入可能です。


 

アメデス〜XRAIN( XバンドMPレーダ)

Fumiaki Murakami
国土交通省から無料で提供されている雨量情報を、簡単にチェックできるアプリで、こちらも数多くアプリが登場しています。基本的な表示情報は変わらないため、操作しやすいアプリを選ぶと良いでしょう。現場では、コンクリートの打設などで、雨は大きく影響します。周辺の降雨状況を知ることにより、現場作業の優先順位を変更したり、養生の準備をしたりすることができます。時間をさかのぼることにより、雨の範囲の変化を把握することができ、どれくらいの時間で雨が降り出すかを判断する材料となります。


 

Yahoo!防災速報

Yahoo Japan Corp.
Yahoo!から提供されている災害の情報をいち早く知ることができる速報アプリで、緊急地震速報や豪雨予報などの通知が可能です。現場では、深度4以上の地震が発生した場合の点検や、気象警報が出たときの作業中止など、さまざまな気象情報を得ることが必要ですが、このアプリを入れておけば、登録した地点の情報を通知で知らせてくれます。熱中症情報や火山情報なども作業従事者へ周知するのに意外と便利です。


 
 
 
【出典】


建設ITガイド 2016
特集3「建設ITの最新動向」
建設ITガイド 2016
 
 

 

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