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ホーム > 話題の新製品 > 土木資材・工法 > 既存農業用水路トンネルの機能回復を実現する『FRT工法』

アキレス株式会社(本社:東京都新宿区、社長:伊藤 守)と民間3社(アップコン株式会社、岡三リビック株式会社、株式会社 ジオデザイン)は、島根大学、石川県立大学との共同研究により開発した、側壁のクラックや、底盤の摩耗など、補修・補強が必要な全国の農業用水路トンネルを独自の技術で機能回復させる『FRT工法』を、10月21日から受注開始した。
 
FRT工法
 
■工法の概要
「平成22~24年度官民連携新技術研究開発事業(農林水産省)」を活用して開発した特殊な現場発泡硬質ウレタンフォーム(以下、発泡ウレタン)を用いた工法。
これまで機能低下を防止する“補修工法”とされてきたグラウチング工法(裏込注入工法)を、低下した機能を回復させる“改修工法”に進化させたことで、従来の高価な改修工事が不要となり、施設管理者にとってはライフサイクルコストの低減が可能。
 
変状トンネルの天端背面の空洞を空洞充填用発泡ウレタンで埋め、さらに加圧用発泡ウレタンを充填、ウレタンの発泡圧によりトンネルが本来の機能を回復することができ、従来の強化プラスチック内張り工法に比べて施工期間が短縮され、約10%のコストダウンが可能。
また、従来の改修工法である強化プラスチック内張り工法では、セメント系エアモルタルで空洞を埋めていましたが、本工法に使用する発泡ウレタンは、このエアモルタルに比べて重量が約1/30と大幅に軽量なため、荷重負荷が軽減され、トンネルの延命化も図ることができる。
さらに、本工法は小型設備で施工できるため、内空断面の小さい農業用水路トンネルでも経済的に施工することが可能である。
 
■問合せ先
アキレス株式会社
TEL:03-5379-4576
http://www.achilles-foamsystem.com/

最終更新日:2013-10-30

 

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