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ホーム > 話題の新製品 > 建設ソフト、IT関連 > 建設共通 > TISとDataMesh、大林組の工事におけるBIM/CIM、Mixed Reality技術の活用に向けた試行を実施

TIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野徹、以下TIS)とDataMesh株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:王暁麒、以下: DataMesh)は、株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪賢治、以下:大林組)において、BIM/CIM※1とMixed Reality(以下、MR)技術を活用し、工事現場の生産性向上に向けた作業手順を簡単にMR上で再現できるDataMesh Directorの試行を実施した。
 

 
■概要
大林組では、施工管理者向けVR教育システム「VRiel」やAR合意形成ツール「FutureShot」などを開発し、XR技術を活用した人材育成を図っているが主に施工物の完成形の表示であるため、現場作業の中での活用は限定的だった。
そこでMicrosoft Mixed Realityパートナープログラム認定パートナーであるTISおよびDataMeshとともに、作業ステップごとのBIM/CIMモデルを使用し、より効果的なXR技術の活用を目指した。
 

■工事現場の課題と課題解決に向けた試行について
駅の改良工事など営業線近接の鉄道工事は、一晩の作業時間が終電から始発までの数時間に限定されることから、作業の手戻りは大きな損失になる。そのため作業手順の確認には発注者、元請、協力会社の作業員の間で綿密な協議を重ね、各役割を徹底させるまで多くの時間を費やすことが必要だった。そこで今回の試行では、Microsoft HoloLens2やタブレット端末を使用し、デバイスにDataMesh Directorで作成した作業手順を表示することで作業時間短縮を図った。
 
■DataMesh Director 活用の利点
1.現地で動的3D手順を重ねて確認できるため、工事の生産性が向上
動的な3Dアニメーションで作業手順を現地で事前に確認できるため、役割分担の決定にかかる時間を大幅に短縮できる。また、若手作業者でも正しく作業を理解できること、施工中にも作業手順の動画を投影することで間違いを未然に防止できることから、生産性の向上が見込まれる。
 
2.BIM/CIMの現場での活用手段として有効
施工現場で詳細な作業指示や位置確認を行う場合は、2次元の施工図面を切り出す方法が一般的だが、本技術ではBIM/CIMを3Dモデルのまま活用可能なため、立体的な完成のイメージを確認・共有でき有効的である。
 
3.誰でも簡単に動的3Dコンテンツを作成・投影可能
BIM/CIMがあればPowerPointのスライドを作成するように施工ステップを作ることができるため、従来よりも簡単に作成・修正が可能。また、作成物はクラウドに保存され、複数媒体で投影でき、遠隔地同士での情報共有など幅広い場面で活用できる。
 
 
 

■問い合わせ先
DataMesh株式会社
https://www.datamesh.co.jp/

最終更新日:2021-02-08

 

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