テレハンドラー概要
水平力分担構造設置専用架台
概要
テレハンドラー(MANITOU製)はベースマシンに多種多様なアタッチメントを装着することで、建築・土木現場などで広範囲に使用できる多機能重機である。
土木現場では主に橋梁点検・保守・メンテナンス・補修補強工事に適用できる。
これまで使用できる機械が日本になく、従来技術ではチェーンブロックを使用した人力作業による安全性の問題やクレーンでは吊しろが必要であり、安全に作業することが難しかった。
本技術では工期の短縮、工事費用の軽減、工事敷地面積の有効利用など数多くの優位性がある。
特長
- 吊しろ・玉掛不要で低空頭狭隘地に対応
フォークアタッチメントを使用することにより、高架下や橋脚下など空頭制限のある現場や足場の間から部材を挿し入れたい現場に最適である。
吊しろ不要
玉掛不要
本体旋回180°
ブームが上がり伸びる
フォークは常に水平保つ
- 安全性
既設床版にアンカーを打つことなくブラケットを設置できるため、アンカー脱落による重量物落下の危険性がなくなる。
直接ブラケットに触れることなく設置できるため、挟まれなどの危険性もなくなる。
特許番号:第7278554号
特許権者:ケーティーマシナリー㈱
水平力分担構造体設置装置および水平力分担構造体設置方法
実 績 |
中日本高速道路㈱ |
西日本高速道路㈱ |
新湘南バイパス 茅ヶ崎高架橋コンクリート橋耐震補強工事作業所 |
山陽自動車道 倉敷高架橋耐震補強工事 |
新湘南バイパス 赤羽根高架橋鋼橋耐震補強工事 |
松山自動車道 五良野高架橋耐震補強工事 |
鋼製ストッパー設置手順
鋼製ストッパー設置①
・地組した鋼製ストッパーを電動リフターを載せた架台へセット
・荷をラッシングし固定
鋼製ストッパー設置②
・テレハンドラーである程度の位置まで移動
・相番の高所作業車で近寄り、無線で合図
・ある程度の位置から架台のリモコンにて
高所作業車側から操作
・回転、スライドで位置合わせ
鋼製ストッパー設置③
・アンカーボルト先端にガイドキャップを付け位置合わせ
・電動リフターで少しずつ上昇させながら押し上げる
鋼製ストッパー設置④
・床版下面まで押し当ててナットで固定
(ブラケット設置時のクリアランス確保の為)
・最終的にはナットを緩めながら下降させ
上部のプレートと床版の間は無収縮モルタルを打設
鋼製ブラケット設置手順
鋼製ブラケット設置①
・ブラケット設置用架台に組替え
・4.9tクローラークレーンにてブラケットを
架台にセット
・ブラケット固定用支柱を設置し転倒防止
・リブのスカーラップ部を利用しラッシング
鋼製ブラケット設置②
・テレハンドラーである程度の位置まで移動
・相番の高所作業車で近寄り、無線で合図
鋼製ブラケット設置③
・高所作業車からリモコンで架台を操作し回転、
スライドでボルト孔に合わせる。
・高所作業車でナットを締め付け固定後荷締め
を外し、テレハンドラーを降下
・高所作業車ですべてのナットを締め付け
鋼製ブラケット設置④
無事に設置完了