製品情報
「コラムスラブ工法」は、静的な盛土荷重と動的な交通荷重による圧密沈下量を低減することを目的に開発された。この工法をさらに発展させたのが「コラムスラブⅡ工法」である。コラムスラブⅡ工法(コラムアプローチⅡ工法)は、初期のコラムスラブ工法(またはコラムアプローチ工法)からスラブの一部を梁で構成することで、改良率を低く抑え、工期短縮とコスト削減を実現した。
コラムスラブⅡ工法は、盛土下方にスラリー混合のT型盤状改良体(T型スラブ)の梁部と、深層混合処理による柱状地盤改良体(メインコラム)とスラブ部に配置した柱状地盤改良体(サブコラム)を組み合わせている。本工法では、コラムは支持層に支持させることなく軟弱地盤中に浮かせる、いわゆるフローティング方式の構造を採用している。軟弱地盤中にコラムを築造することで、実質的な圧密層厚が小さくなり、圧密沈下による残留沈下量を許容沈下量以内に抑える効果を有している。
最終更新日:2023-10-24