東京地区 市況(現況と見通し)
経済調査会2025年10月上旬調べ。品名規格欄の②③等は調査段階を示します。
調査段階は月刊『積算資料』の「積算資料の見方」(目次12)を参照ください。
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セメント/需要低迷、先行きは横ばい
セメント協会まとめによる8月の東京地区セメント販売量は前年同月比9.9%減少し16万8618tとなった。
需要低迷は、資材費高騰や建設現場における慢性的な人手不足を背景とした工事計画の見直しなどが要因であるが、猛暑日の増加に伴う、生コン打設のキャンセルや熱中症対策による稼働時間の減少も影響しているとみられている。
価格は、普通ポルトランド・バラでt当たり1万7800円と前月比変わらず。
メーカー側は、今年度の値上げは浸透したものの、需要回復が期待薄の状況にあるため、製造費や物流・輸送体制の見直しを進めることで現行価格を維持していく方針。先行き、横ばい推移の見通し。
セメント/価格推移

主要資材の市況 【地区別】
