東京地区 市況(現況と見通し)
経済調査会2025年7月上旬調べ。品名規格欄の②③等は調査段階を示します。
調査段階は月刊『積算資料』の「積算資料の見方」(目次12)を参照ください。
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コンクリート型枠用合板/産地価格上昇も、販価への転嫁進まず
主要生産国であるマレーシアからの5月の合板輸入量は、約4万9000m3で前年同月比1.3%増(日本合板工業組合連合会発表)。市中の荷動きが停滞しているため、流通側では必要最小限の手配にとどめており、低水準の入荷が継続している。港頭在庫に品薄感が漂うものの、需要者側の購買姿勢は小口当用買いに終始し、市中に逼迫感は生じていない。
価格は、無塗装品ラワン12×900×1800mmで枚当たり1760円と前月比変わらず。産地側では原木不足を理由に値上げを実施し、国内流通各社の調達コストは上昇しているが、足元の合板需要が乏しい中、販価への転嫁は進んでいない。現状では値上げしたくても荷動きが盛り上がらない中では現行水準を維持するだけで精いっぱいとなっている。先行きも引き続き横ばいで推移する公算が大きい。
コンクリート型枠用合板/価格推移

主要資材の市況 【地区別】
