「クールベーブ」とは、“ワンランク上の高保水性能”を特長とした、地球環境にやさしい路面舗装である。
真夏日には60°C近くまで上昇する路面温度を、大量に吸収した雨水等によって10°C以上低減。
ヒートアイランド現象を緩和する“環境配慮型舗装”として、これまでにも愛知万博会場や市民広場、遊歩道等で積極的に採用されてきた。
今後の低炭素社会において高い需要を持った、自然エネルギーと共生する先進的環境ブランドのひとつとして注目されている。
「クールベーブ・ファイン」は、新たに開発された表面処理工法を採用し、路面のカラー化とポーラスアスファルト舗装で問題となっていた骨材飛散※の抑制を実現している。
また滑りにくく、タイヤのねじれにも強いという特長を持ち、保水材の摩耗に対する耐久性も向上している。
※近年施工量が増加してきたポーラスアスファルト舗装では、骨材飛散やポットホールなどの従来の密粒度アスファルト舗装にはない特有の破損が散見されていた。
また、交差点など車のタイヤによるねじれや水平せん断力が作用する箇所では、ねじれや水平せん断力に対する抵抗力が不足し、施工後短期間で骨材が飛散する例が見受けられていた。
これらの破損原因として、骨材間の結合力が失われて飛散しているものが大半を占めていることが分かってきている。
市街地道路、生活道路、駐車場、サイクリングロード、公園広場、歩経路等
舗装構成と蒸発散のイメージ
クールベーブ・ファイン(ライトグレー)施工面の夏季路面温度の一例。
密粒度アスファルトと比較し、路面温度差が10℃に達する日が1週間観測された。
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