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「樹脂系すべり止め舗装 ニート工法|薄層カラー舗装工|一般社団法人樹脂舗装技術協会」の資料請求はこちらから
一般社団法人樹脂舗装技術協会は、1974年に設立されて以来、樹脂舗装の技術向上を図ることで、交通事故の低減と交通安全確保に貢献している。
同協会が開発した樹脂系すべり止め舗装「ニート工法」は、路面に樹脂を薄く均一に塗布し、その上に耐摩耗性に優れた硬質骨材を散布して路面に固着、特に路面湿潤時のすべり摩擦抵抗性を高めることを目的とした表面処理工法である。
ニート工法は、車両の高速域から低速域においてすべり摩擦抵抗が高いため、急ブレーキを操作した時に密粒アスファルト舗装に比べて車両の制動距離を半減させ、車両の衝突を緩和し、併せて施設接触事故を減らす効果がある。
着色磁器質骨材を使用し、トップコートを施すことによって明色化を図ることで、すべり摩擦抵抗を維持したまま視認性を高め、注意喚起や路線区分などにも使用される。
18種類(RPN-101~RPN-602)の工法規格を定めているため、わかりやすく設計しやすい工法としている。
20ヶ所合計 | 施工前 | 施工後(6ヵ月) | 削減率 |
総事故件数 | 490件 | 80件 | 84% |
施設接触事故件数 | 373件 | 19件 | 95% |
交差点、坂道、カーブ部、危険箇所での運転者に対する色彩による注意喚起、急ブレーキを作動した時の制動距離の短縮に貢献している。
生活道路や通学路においては、歩行者の通行帯を明示するカラー舗装に多く採用され、安全性を高めることに寄与している。
交通区分を明示して車両の流れを整える効果からバスレーンや色によって行先区分を明示する車線誘導、路側帯に自転車レーンを区分するカラー舗装として全国で採用されている。
また、ゾーン30、ゾーン30プラスの整備、サービスエリア、サイクリングロード、園路における景観整備においては、色彩の自由度や10年以上経過しても摩滅消失しない耐久性は、建設投資額に限りがある社会資本整備においてコストパフォーマンスの面でも優れている。
道路の安全・安心への採用効果、デザインによる道路機能のレベルアップ、インフラとしてさまざまな社会的貢献に活用できる技術である。
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最終更新日:2024-07-23