東京地区 市況(現況と見通し)
経済調査会2025年6月上旬調べ。品名規格欄の②③等は調査段階を示します。
調査段階は月刊『積算資料』の「積算資料の見方」(目次12)を参照ください。
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CVケーブル/銅価上昇も荷動きさえず横ばい
日本電線工業会の電線受注出荷速報によると、建設・電販向けの4月推定出荷量は約2万2400tと前年同月比約15.7%の減少。足元では、依然として再開発事業を中心に大型案件は堅調だが、中小物件は精彩を欠いている。
一方、6月初旬の国内電気銅建値は、先月初旬以降騰落を繰り返し、t当たり146万円と前月初旬比4万円の上昇。販売側は銅価の上昇を転嫁すべく販価引き上げに取り組むものの、実需面での後押しに乏しいことから売り腰を強めきれず、交渉は平行線をたどっている。
価格は、600V3心38mm2でm当たり2086円と前月比変わらず。
今後、販売側は銅価未転嫁分に加えて、6月以降順次実施されるメーカー値上げを反映させていくことに注力する姿勢だが、さらなる高値を警戒する需要者側の抵抗は必至。目先、横ばい。
CVケーブル/価格推移

主要資材の市況 【地区別】
