下水道管の耐用年数が50年といわれる中、全国で延べ1万km以上の下水道管が敷設50年を経過しており、10年後には3万km、20年後には10万kmに増える見通しです。特に東京・大阪・名古屋の3大都市圏では下水道管の約4割が管齢50年を超えており、膨大な管路を更新することが喫緊の課題となっています。また地方公共団体では、下水道施設関連の技術者が慢性的に不足しており、限られた人員で効率的に老朽化対策を講じることが強く求められております。 こうした背景を受け、本特集では、下水道施設の維持管理や、長寿命化のための工法・資材を紹介します。
下水道既設管路耐震技術協会
カテゴリ:維持管理
地震により、地下水を含んだ砂質地盤に強い揺れが働くことで、砂粒子と砂粒子との間隙に静水圧を超える圧力の発生を「過剰間隙水圧」と言う。この圧力により、砂粒子同士の接合が切れ、砂粒子が水の中を漂う...
3SICP技術協会
カテゴリ:下水道管渠更生工
老朽化した下水道管きょの形状を考慮した、透明で軽量の更生用プラスチック製セグメントを人力にて既設人孔入口から搬入し、既設管きょ内にて運搬を行いボルトナットで組み立て後、既設管きょとの隙間に3S...
3SICP技術協会
カテゴリ:下水道管渠更生工
GROW工法は、本管(小・中口径)、取付管に反転あるいは引き込みにより挿入したライニング材を温水+スチームで硬化する技術である。温水+スチームを同時にライニング材内へ循環することにより、効率的...
J-TEX工法協会
カテゴリ:下水道管渠更生工
光硬化の技術を使用した形成工法に分類される本管用の管更生工法。特殊に編み込んだ耐酸性ガラスクロスとガラス繊維に光硬化性樹脂を含浸したSORSLinerを、ンホールから既設管内に引込み挿入し、専...
日本SPR工法協会
カテゴリ:下水道管渠更生工
「SPR-SE工法」は、既設管きょ内にスチール部材が組み込まれた硬質塩化ビニル製の帯状材料(プロファイル)をスパイラル状に嵌合しながら更生管を製管し、その後既設管きょと更生管の間隙に間詰め材を...
光硬化工法協会
カテゴリ:下水道管渠更生工
1.更生材の長期保管可能。 2.施工時間が短い。 3.夏季冬季ともに硬化時間は一定。 4.硬化前に管内確認可能。 5.浸入水があっても施工可能。 6.熱硬化工法に比べCO2排出量が少ない。...
株式会社南陽
カテゴリ:下水道管渠更生工
下水道更生管削孔ロボット「e-bi(イーバイ)」は、既設管の維持管理におけるモルタル附着・突出管・木根・パッキン等の除去作業、更生工事後の削孔作業などを、全てこの一台でこなす多目的機械である。