「ぐらロイド」は、砂防工に関する技術である。地すべりや土石流の恐れがある広域エリアに傾斜計を複数設置し、警戒値を超えた際に通知する技術であり、従来はワイヤーセンサーを使った土石流検知システムで対応していた。本技術の活用により設置費の縮減や工程の短縮が期待できる。土砂災害の恐れがある広域エリアに傾斜計（子機）を複数台設置し、親機に計測データを集約して 4G/LTE回線で送信することが可能。親機子機間の無線通信距離が1km（ただし環境に依存する）と長距離通信が可能であり、傾斜計は省電力仕様であるため市販（リチウム乾電池推奨）の単三型電池2本で1年間以上稼働させることが可能。警戒値を超えた際にメールやパトランプで管理者や周囲の作業員に対し、傾斜の発生を通知することができる。

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