一口にトンネルと言っても、鉄道や道路、電力、上下水道、地下河川、共同溝など、その用途はさまざまです。これらのトンネルは、長年にわたり日本のインフラを支えてきました。
近年では、都市の再開発や防災・減災対策、老朽化施設の更新などを背景に、トンネルの維持管理・更新の需要も高まっています。
工事の現場では、地質や立地条件に応じてNATM、TBM、シールド、開削などの工法が使い分けられ、それぞれの分野で施工技術の高度化が進められてきました。また、掘削時の安全確保や湧水対策、搬出効率の向上を目的に、機械化や自動化、省力化に向けた工夫も広がっています。ICTを活用した計測や管理技術も進歩しており、より安全で環境に配慮した施工が可能になりつつあります。
本特集では、そのような新設トンネル工事で活躍する技術と資機材について最新動向を紹介します。
【積算資料公表価格版 2025年10月号連動企画 特別寄稿】
・トンネル工事のこれまでとこれから
東京機材工業株式会社
カテゴリ:建設機械機器
建物の解体や道路工事で発生するコンクリートガラや自然石などの破砕に使用されるジョークラッシャーを搭載した移動式のクラッシャー。工事需要が高まっているNATM工法の中長距離トンネルでの実績も増え...
東京機材工業株式会社
カテゴリ:建設機械機器
後続台車はシールド工事においてマシンの後ろに連結され、掘進する際に必要な設備や資材を搭載して一緒に移動する台車である。同社は、電源装置、掘削土砂の搬出装置、セグメントの搬入・組立などを行う機構...
東京機材工業株式会社
カテゴリ:建設機械機器
トンネル用トラックターンテーブルとして開発され、操作ボックスはトラックに乗車したままで運転席より操作できるようになっており、正転・停止・逆転の3つの操作ボタンが設置されている。
東京機材工業株式会社
カテゴリ:建設機械機器
従来のトンネル工事では、発生したずり(土砂)をダンプで搬送するのが主流だったが、トンネル内のCO2や粉じん、騒音といった環境面や安全性の面で課題が指摘されていた。連続コンベヤを使用することで、...