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「ラブケミカ」は日本化学塗料(株)が開発した、摩擦力低減材(Friction reduce material)である。
ラブケミカをH鋼、鋼矢板、基礎杭などにあらかじめ塗布・乾燥して施工すると、塗膜が地中の水分や周辺固定液を吸収して膨潤体を形成する。
この膨潤体が潤滑層として働き、被塗物表面にかかる摩擦(フリクション)を著しく低減(リデュース)させる。
また、新製品としてアルカリ液中でのみ膨潤するタイプの「ラブケミカAL」も開発されている。
1.「ラブケミカ」施工は、専用ラインを必要としない。
2.ハケ、ローラー等で塗装可能。
3.乾燥が早く、硬い塗膜になるので、被塗物の取り扱いが容易である。
「塗布直後」未乾燥塗膜の中に高吸水性ポリマーが浮いた状態で存在する。「硬化乾燥後」固化した塗膜の中に高吸水性ポリマーが固定した状態で存在する。「吸水膨潤後」高吸水性ポリマーが吸水し塗膜を膨潤させた状態で存在する。
「この膨潤した塗膜が潤滑層として作用する。」
モルタル躯体に「ラブケミカ」「パイルロック(同社の止水材)」塗布と「無塗布」のフラットバーを埋設しオートグラフで引張り引抜き強度を比較した。
試験の結果を単位面積当たりの引抜き力としてグラフ化した。グラフ(左図)より無塗布品のフラットバーの引抜き力を比較対象として見るとパイルロック塗布品で1桁の低減が得られ、ラブケミカ塗布品でさらに1桁の低減を得られた。
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