電子カタログ
1.特性
パーマロックASFシリーズは、イオン交換法によって水ガラスのアルカリを除去して得られた活性シリカコロイドをベースとした、環境に優しい活性複合シリカグラウトである。
2.硬化機構
イオン交換法によって水ガラス中のアルカリを除去して得られた活性シリカを増粒したシリカコロイドと、小さいシリカにマスキング中和剤もしくは中和剤が作用。
形成された活性複合シリカコロイドが縮合重合して、安定した構造のゲル化物が形成される。
3.適用工法
二重管複合注入工法、ダブルパッカ工法、急速浸透注入工法(超多点注入工法・多点同時注入工法・エキスパッカ工法・マルチストレーナ工法・マルチパッカ工法)
1.地盤改良における薬液注入工法の本設注入材
2.無機系の溶液型恒久グラウト
3.環境に優しい活性複合シリカグラウト:
注入液の構成成分は全て無機物で、固結砂はほぼ中性を保ち、環境保全性に優れている。
周辺地盤、地下水に対するCOD・BODに関する問題は生じない。
4.マスキングシリカ:
パーマロック・ASF-Ⅱαには、金属イオン封鎖剤によるコンクリート構造物をマスキングシリカにより保護することが可能である。
5.主な使用用途:
液状化対策工事、恒久地盤改良(止水、地盤強化)、構造物・タンク等の基礎耐震補強工事、港湾・護岸の吸出し防止工事
6.施工実績は1,700件以上、8億リットル以上
「統合地盤注入工法」のコンセプト
地盤注入開発機構では、この50年来「薬液注入の耐久性の研究目的は多様な地盤において、注入地盤が所定の耐久性を得られる耐久地盤の構築にある(1981、米倉)」の理念に基づき、「薬液注入の長期耐久性」の実証研究と多数の現場で直面した課題に対する要素技術の開発を進めてきた。
その結果、「耐久地盤改良は互いに関係する注入薬液・浸透注入・環境保全性を構築する耐久地盤要素技術(ジオケミカルズ・インフォマティクス)を一体化した統合地盤注入工法(2018、米倉・島田)」として体系化された。
今後も持続可能な開発目標(SDGs)をもって研究開発を続け、次世代の耐久地盤注入分野の技術革新を目指している。
「地盤注入用薬液|パーマロックASFシリーズ|地盤注入開発機構 恒久グラウト・本設注入協会」の資料請求はこちらから