東京地区 市況(現況と見通し)
経済調査会2025年7月上旬調べ。品名規格欄の②③等は調査段階を示します。
調査段階は月刊『積算資料』の「積算資料の見方」(目次12)を参照ください。
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異形棒鋼/前月比1000円の続落
慢性的な人手不足や資材価格の高騰を背景に工事計画の延期や中止が相次いでおり、荷動きは冷え込んでいる。
価格は、SD295・D16でt当たり10万4000円(東京②)どころと前月比1000円の続落。
主原料の鉄スクラップは横ばい推移だが、輸送コストや人件費が増加していることに加え、減産による固定費率の高まりから製造コストが上昇。採算が悪化しているメーカー側は、現行価格の維持に注力している。一方、需要回復の兆しはなく先安観が台頭しているため、需要者側は値下げ交渉を続けながら当用買いに終始。数量確保を優先する流通間の受注競争が激化する中、価格交渉は需要者優位な展開が続いている。今後も一層厳しい需給環境が続くとみられ、市況に底打ち気配は感じられない。先行き、弱含み。
異形棒鋼/価格推移

主要資材の市況 【地区別】
