東京地区 市況(現況と見通し)
経済調査会2025年10月上旬調べ。品名規格欄の②③等は調査段階を示します。
調査段階は月刊『積算資料』の「積算資料の見方」(目次12)を参照ください。
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異形棒鋼/需要減少に歯止めかからず
長引く残暑による施工効率低下や資材高騰による計画の見直し等により、需要は低調に推移している。上期の出荷量は需要予測以上に悪化しており、3年連続で過去最低を更新する見通し。
価格は、SD295・D16でt当たり10万3000円(東京②)と前月比変わらず。人件費を含めた各種コストの上昇や、減産調整により固定費負担が増加したことを理由に、8月下旬以降、主要メーカーが相次いで5000円の値上げを表明。未浸透に終わった3月の値上げと比較し、採算の悪化したメーカー側の切迫感は強く、一部の陥没価格は払拭された。しかしながら、需要が低迷する中では強気の値上げ交渉は難しく、市況の反転には至っていない。需要者側も当用買いの姿勢に終始し、当面、様子見商状が続くとみられる。先行き、横ばい。
異形棒鋼/価格推移
主要資材の市況 【地区別】











