＜資材の概要＞
鋼製型枠パネル（メタルフォーム）は、コンクリート打設用の型枠であり、ＵクリップやＬピン、タイロッドで組み立てて使用する。合板型枠と比べると価格が高く、質量も大きいが、専用の組立金具により組み立て・解体が容易で、強度・水密性に優れ、転用回数が多い。
賃貸料金は、日当たり賃料と基本料からなり、運搬費は別途となる。日当たり賃料は、契約期間30日以上の場合の料金で、30日未満の場合は30日分の料金が必要となる。基本料は、機材の入・出庫検収作業や簡単な整備作業を含んだもので、機材使用の有無や期間の長短にかかわらず、全部材について初回時に支払う。

＜資材の種類・規格＞
１．フラットフォーム
柱、壁、床版等の平面に使用する。
２．コーナーフォーム
柱と壁、壁と梁、梁と床版等のコーナー部を接合する。
３．コーナーアングル
出隅部に使用する。
４．面取フォーム
柱、梁等の出隅・入隅部分の面取り用
５．曲面フォーム
道路・鉄道・水路等の曲面のコンクリート履工用
６．台形フォーム
断面の小さい曲面用
７．ハンチフォーム
ケーソン、暗渠、開渠、高架等のハンチ部用
８．円形フォーム
マンホール、円柱等の円形断面用
９．Ｕクリップ
メタルフォームを連結するＵ字形の金具
10．Ｌピン
柱型枠等の腰折れを防止するために差し込む金具
11．タイロッド
バタ材の配置によりＵクリップが入らない所に使用する金具
　
＜適用規格＞
　JIS A 8652（金属製型わくパネル）

＜資材の特徴＞
　ＵクリップやＬピンで簡易に組立・解体が可能である。鋼製のため耐久性があり損耗が少なく繰り返し使用できる。