NETIS登録番号:HK-200013-A
小型・軽量の高密度ポリエチレン製「ジオセル」を用いた擁壁工法(GEOハイウォール工法)
概要
- 安定性:セル内部に現場発生の良質土、砕石などを充填拘束することと各層間の摩擦力で、構造物の一体性を確保し、高強度の構造体を形成することができる(500件強の実績で、崩壊事故は皆無である)。
- 壁高13.6mまで可能:小型・軽量の「ジオセル」を用いた、切り盛り両用の補強土壁工法である。
- もたれ擁壁構造:展開した立体ハニカム構造を階段状に積み重ね、外力は試行くさび法、内部検討は層間に働く摩擦力で一体化した「もたれ式擁壁」である。
- 施工性:勾配変化、曲線部の施工も対応可能で、普通作業員で施工できるため、人手不足にも対応する。
●特許登録 特許第6917641号
施工手順
特長
- 切盛土工が最低限
地山から擁壁までの展開長が最小で、用地も小さく、切り盛り土工量も最少となる。
- 大幅な工期短縮
コンクリート不使用、展開速度が速いこと(積みブロックと比較して工期は1/3~1/2となる)、多地点での同時施工が可能なことから、大幅な工期短縮となる。
- 大型重機不要
材料となるジオセルが小型・軽量で、使用重機はバックホウのみ。
特に、狭隘の山岳道路の施工では最適である。
- 景観性とゼロカーボン
単粒砕石と発生土の混合による緑化で、景観性向上コンクリートの壁面体は不使用で、95%のCO2削減となる。
- 生産性向上
①充填材は近隣由来の自然石②大幅な工期短縮③小型軽量で運賃コストが少ない④普通作業員による人・工賃が軽減されるなど、発注者、施工者、専門工事業者の関係者全ての生産性向上に、大きく貢献する。
施工手順工法概要図(最小限の切り盛り土工)