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「コンクリートのひび割れ抑制工法(部分パイプクーリング工法)|コンクリート工|株式会社安藤・間(安藤ハザマ)」の資料請求はこちらから
インバート施工区間の覆工コンクリートにおいて、打設スパン中央にひび割れが入ることがある(下図参照)。
このひび割れは、覆工コンクリートの水和熱に伴う収縮がインバートに拘束されることにより発生する温度ひび割れである。
坑口部付近等の鉄筋が配置されている区間では、このひび割れが原因で鉄筋が腐食し、構造物の耐久性が低下してしまう。
「部分パイプクーリング(Localized Pipe Cooling:LPクーリング ®)工法」は、ひび割れの発生する確率の高い部分に限定してクーリングパイプを設置し、短期間(1~2日程度)の冷却により効率的に温度ひび割れを抑制する技術である。
膨張コンクリートと比べて、外気温の状況によってクーリングパイプへの通水量、水温、通水期間を自由に調整できるため、所要のひび割れ抑制効果を確保できる。
また構造物の一部分にのみ適用するので、ひび割れ対策費用が低減できる。
無対策、膨張コンクリートおよびLPクーリングの効果比較結果は以下の通り。
発注者 | 工事名 | 巻厚(㎜) | 延長(m) |
東北地方整備局 | 国道115号馬舘山トンネル工事 | 450 | 10.5 |
北陸地方整備局 | H26-28金沢東環神谷内トンネル (Ⅱ期線)工事 |
450 | 10.5 |
東北地方整備局 | 国道106号箱石地区トンネル工事 | 450 | 10.5 |
九州地方整備局 | 大分212号三光第1号トンネル 新設工事 |
600 | 6.1 |
近畿地方整備局 | 日高豊岡南道路上石トンネル工事 | 600~1000 | 4.0~6.0 |
北陸地方整備局 | 国道289号八十里越第2号橋梁 | 柱頭部・橋台パラペット | |
東北地方整備局 | 国道106号箱石地区新箱石橋下部工事 | 橋脚 |
※他社のトンネル現場で7件の施工実績あり
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最終更新日:2024-05-29