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コンクリートのひび割れ抑制工法(部分パイプクーリング工法)|コンクリート工|株式会社安藤・間(安藤ハザマ)

NETIS登録番号:TH-170014-A
システム概要図(覆工コンクリートに用いた例)

システム概要図(覆工コンクリートに用いた例)

クーリングパイプ設置状況

クーリングパイプ設置状況



 

概要

インバート施工区間の覆工コンクリートにおいて、打設スパン中央にひび割れが入ることがある(下図参照)。
このひび割れは、覆工コンクリートの水和熱に伴う収縮がインバートに拘束されることにより発生する温度ひび割れである。
坑口部付近等の鉄筋が配置されている区間では、このひび割れが原因で鉄筋が腐食し、構造物の耐久性が低下してしまう。
 
「部分パイプクーリング(Localized Pipe Cooling:LPクーリング ®)工法」は、ひび割れの発生する確率の高い部分に限定してクーリングパイプを設置し、短期間(1~2日程度)の冷却により効率的に温度ひび割れを抑制する技術である。
 
膨張コンクリートと比べて、外気温の状況によってクーリングパイプへの通水量、水温、通水期間を自由に調整できるため、所要のひび割れ抑制効果を確保できる。
また構造物の一部分にのみ適用するので、ひび割れ対策費用が低減できる。
 
インバートの拘束による覆工コンクリートの温度ひび割れ
 

技術の効果

無対策、膨張コンクリートおよびLPクーリングの効果比較結果は以下の通り。
 

  1. ひび割れ抑制効果
    3次元FEM温度応力解析を行った結果、ひび割れ指数(発生確率)は、無対策で0.90(67%)、膨張コンクリートで1.14(32%)、LPクーリングで1.18(29%)となり、LPクーリングは、ひび割れ発生確率が無対策より38%改善し、膨張コンクリートと同程度の効果があった。
    また、これまでの適用現場において、温度ひび割れは発生していない。
  2.  
    3次元温度応力解析による効果の確認
     

  3. 工程への影響
    LPクーリングは、部材内部にφ25㎜の亜鉛メッキ鋼管を3段配置する必要があるが、事前にまとめて設置することができるため、膨張コンクリートよりも施工手間は若干増加するものの、工程への影響はない。
  4.  

  5. 経済性
    膨張コンクリートと比較した場合、同程度のひび割れ抑制効果を確保しながら対策費用を40%程度低減できる。

 

安藤・ハザマにおける施工実績例

発注者 工事名 巻厚(㎜) 延長(m)
東北地方整備局 国道115号馬舘山トンネル工事 450 10.5
北陸地方整備局 H26-28金沢東環神谷内トンネル
(Ⅱ期線)工事
450 10.5
東北地方整備局 国道106号箱石地区トンネル工事 450 10.5
九州地方整備局 大分212号三光第1号トンネル
新設工事
600 6.1
近畿地方整備局 日高豊岡南道路上石トンネル工事 600~1000 4.0~6.0
北陸地方整備局 国道289号八十里越第2号橋梁 柱頭部・橋台パラペット
東北地方整備局 国道106号箱石地区新箱石橋下部工事 橋脚

※他社のトンネル現場で7件の施工実績あり

 

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HP https://www.ad-hzm.co.jp/

最終更新日:2024-03-29

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