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樹脂製ハニカムフロア テクセル床工法|床下地工事|株式会社新井組


新設施工事例
表層シート+テクセル床工法

新設施工事例
フローリング+テクセル床工法

増し張りフロア

 

概要

体育館や屋内スポーツ施設の多くは、従来型の二重床工法を採用している。
この工法では、床下地コンクリートの上に木製や鋼製の支柱・根太・大引きを組み、その上に木板やフローリング、シート材を積層する。床下空間を確保して配線配管や通気を確保できる利点があるが、踏む位置によって床組の構成が異なるため、反発性や踏み心地に大きなバラツキが生じるという欠点がある。
 
テクセル床工法は、床下地コンクリートと表層仕上げ材の間に「TECCELL(テクセル)」パネルを挟み込む直床形式の工法である。
反発性能を維持しながら衝撃吸収性を持たせた革新的な積層床工法となっている。
高度なスポーツ競技向けには、さらに弾力層を追加することで、ジャンプ着地時の膝への負担を効果的に軽減する。
 
本工法の最大の特徴は、「TECCELL」と弾力層の厚みや密度を調整することにより、反発性・緩衝性・弾力性を自在にコントロールできる点である。
また、下階への音伝播も大幅に低減できるため、中間階でも運動室を設置可能となる。
これにより、多様なスポーツ競技施設から機能訓練・リハビリ施設まで幅広く適用できる。
 
さらに、軽量でシンプルな施工方法により、既存フローリングの上からテクセル床を改修・設置する「増し張りフロア」も新たに開発した。
 
 

特長

  1. 高性能・高耐久
    下地材の「TECCELL」パネルは、熱可塑性樹脂素材のハニカムコア(六角形セルの集合体)の両面を薄膜シートで挟み込んだ中空板サンドイッチパネルである。
    同等の曲げ強度を持つ他素材と比較して圧倒的に軽量でありながら、高剛性・高耐久性を実現した優れた素材である。
  2. 省資源・省力化
    従来の二重床工法と比較して、構成部材数と施工工数を大幅に削減している。
    これにより「省資源」「省力化」「短工期」「低コスト」での床工事が可能となった。また、木材使用量を減らすことで環境にも配慮した工法となっている。
  3. シンプルデザイン
    直床形式で床下空間が不要なため、下地コンクリートに段差を設ける必要がない。
    これにより、「硬さ」「やわらかさ」「温かさ」「静けさ」など意図した均一な特性の床をデザインすることが可能である。
テクセル床工法標準断面
テクセル床工法標準断面
  • 代表的な床の性能(参考)
    表層材ごとの緩衝性に関する値

    種類 緩衝効果値(U値) 床の硬さ(G値)
    弾力層ありフローリングタイプ 20.3~34.3 57~69
    弾力層ありスポーツシートタイプ 37.7~37.8 53~57
    ※JIS A 6519「体育館用鋼製床下地構成材」による測定

    ・ボール反発性能(EN12235を参考にした簡易試験):92~98%(コンクリート素面を100%とした場合の相対値)

  • 増し張りフロア
    テクセル床工法増し張りフロアは、既存の二重床フローリングの上から新たにテクセル床を「増し張り」する改修工法である。
    従来の単純なフローリング増し張りと比較して、より優れた弾力性を付加できる。
     
    研磨不可能となった古いフローリングでも、撤去・新設せずに採用可能なため、経済的で廃材を出さない環境配慮型の工法として、今後の普及が期待される
 

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最終更新日:2025-04-10

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