体育館用鋼製床下地構成材とは
<資材の概要>
建築用鋼製下地材は、軽量鉄骨(LGS=ライト・ゲージ・スタッド)を用いて、壁・天井の下地を構成する材料であり、主として鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物で使われる。
体育館鋼製床下地構成材とは、体育館(一般体育館、柔道場、剣道場、柔剣道場)の床下地材として用いられるもので、支持脚、大引、根太、床パネルなどの主要部材で構成されたものをいう。
<適用規格>
JIS A 6517(建築用鋼製下地材(壁)・天井)
JIS A 6519(体育館用鋼製床下地構成材)
<資材の特徴>
木製下地材に比べて、各部材が軽量で、加工組み立てが簡易であり、不燃材料であることから、建築物の施工の省力化や耐火性能の上昇のために、木造以外の建物で多く使用されている。
昨今、特に天井下地材について耐震対策への関心とニーズが高まっており、各メーカーは部材の強度を高めるとともに、補強材を設置するなど耐震対策用の製品を開発しているが、コスト面から、採用はあまり進んでいない。