東京地区 市況(現況と見通し)
経済調査会2025年1月上旬調べ。品名規格欄の②③等は調査段階を示します。
調査段階は月刊『積算資料』の「積算資料の見方」(目次12)を参照ください。
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生コンクリート/生コン協組は4月に3000円の値上げ
東京地区生コン協組調べによる12月の出荷量は前年同月比17.4%減の21万3177m3となり、5カ月連続で前年を下回った。出荷減は、働き方改革や人手不足を背景とした工程遅延によるものとみられる。加えて、高層建築工事で使用される軽量コンクリートの需要増に対して、原料である軽量骨材の供給が間に合わず、打設が先延ばしになっていることが要因の一つとなっているもよう。
価格は、21-18-20でm3当たり前月比横ばいの2万900円どころ。同協組はセメントや骨材について、大幅な値上げ要請を受けていることなどを理由に、4月出荷分から3000円の値上げに取り組むとともに価格体系の見直しも求めている。こうした生コン協組の要求事項に対して、需要者側は抵抗感が強く、当面、横ばい推移しよう。