高強度PRC版｜コンクリート舗装工｜高強度PRC版研究会

NETIS登録番号：（旧）CB-020006-V

施工状況（東京都昭島市国道16号）

施工状況（福岡空港誘導路）

工期短縮を実現するプレキャスト舗装版

「高強度PRC版」とは、“高強度P（プレキャスト）RC（鉄筋コンクリート）舗装版”の略称で、長寿命・高耐久・高品質のプレキャスト製（工場生産したコンクリート部材）舗装版である。空港やコンテナヤード、重交通路線のように交通荷重が特に大きい場合や軟弱地盤上に適し、工期短縮やライフサイクルコストの低減にも大きく貢献する。

外観図

適用箇所例

空港：エプロン・誘導路の新設・補修等
港湾：クレーン走行路・コンテナヤード
道路：空洞化対策・重交通路線・高速道路料金所、SA・PAの駐車マス、融雪版やポーラス版等

特長

・高強度コンクリート（設計基準強度60 N/㎟）を使用
・ラチストラス鉄筋の採用により変形性能向上および薄肉・軽量化を実現
・コッター式継手による版連結で平面一体化、部分的な取り替えも容易
・急速施工が可能（規制・開放しながらの施工が可能）
・不同沈下が想定される場合等、容易にリフトアップが可能

コッター式継手

高強度PRC版同士を連結するために、シールドトンネル用セグメントの継手を改良して、大型航空機荷重やその他重荷重に対して十分な耐荷性、耐久性を有するコッター式継手を開発した。
この継手は、くさび状のＨ型金物を挿入することで目地部にプレストレスが導入される構造で、これによりプレキャストコンクリート版舗装の弱点である目地部の耐久性を高め複数の版を一体化できるとともに、補修に際しては部分的な版の取り替えを容易にしている。