耐震強度偽装物件の既存杭引抜状況(東京都港区芝浦)
NF鋼管杭φ806 L=76m引抜き(川崎市浮島)
概要
この工法は、ケーシングオーガ掘進機(減速機)に独自開発の特殊フレキシブルケーシングを取り付けその回転と先端の超硬チップおよび超高圧ウオータージェットカッター併用により、既存杭と土の摩擦を切って杭を原形のまま無振動で引抜くものである。
特長
- 不正確に打ち込まれた杭の場合
この工法のケーシングは1本物ではなく4~9mで特殊ジョイントされフレキシブルになっているため、斜めに打ち込まれたり多少曲がっていても問題はない。
- モルタル・コンクリート、硬い地盤等の障害物が予想される場合
この工法のケーシングは先端に超硬チップを装着し、状況によっては超高圧ウオータージェットカッター(1,400kgf/㎠)を併用する。
- 狭い場所、高低差のある場所
この工法のベースマシンはパワーユニットを内蔵しているため、他の発電機が不要で省スペースとなる。
懸垂型リーダーなので作業半径が広く高低差のある敷地でも施工できる。
- 作業時間が限られる場合
この工法のベースマシンは非常にコンパクトで、懸垂式なので素早く組立収納ができる。
ケーシングは独自のワンタッチ脱着なので組立・収納に要する時間が極めて短くなる。
- 作業での安定性
ケーシング上部にあるこの工法独自の油圧式掘進機は高トルクを持ちながら軽量化を実現、ケーシングの軽量化と併せ抜群の安定性がある。
- 振動・騒音対策
バイブロ等の振動機器を使用しないオールケーシング工法なので無振動である。
ブレーカーや打撃解体を使用しないため極めて無振動である。
狭小敷地杭引抜き施工状況(千代田区永田町)
狭小敷地杭引抜き施工配置例(敷地面積124.44㎡ )