NETIS登録番号:KT-180151-A
クラピア緑化工法
吹付工法の施工状況
概要
クラピアは多年生緑化植物として、被覆後の雑草低減、生態系保全、多様な条件の土壌でも生育可能等のメリットを持つ。
このクラピアを大面積へ低コストで植栽する吹付工法を開発し、25万㎡の実績を有する。
また、主に中小面積に適した植栽工法としてミキシング工法、マット工法を開発しており、さまざまな要望に対応可能である。
特長
- 雑草低減
クラピアは茎葉が緻密に地面を被覆するため、雑草が活着及び生育しにくくなる。
生育する雑草が減少する事によって、除草の手間が減る。
- 生態系保全
クラピアは日本在来種イワダレソウを品種改良した緑化植物であり、外来種ではないため、日本の生態系を損なうことがない。
- 生育不良地での生育
クラピアは耐塩性、耐アルカリ性の機能を持ち、潮風の強い海岸近くや石灰等で土壌改良したアルカリ性土壌でも生育する。
- 種ができない
クラピアは地上ほふく茎(ランナー)で増殖し、種ができないため、クラピア緑地から離れた農地や庭先で勝手に生育することはない。
- 条件にあった施工
大面積法面を低コストで施工する吹付工法、新築建物等への養生手間が不要なため、建築外構に適したミキシング工法、施工直後にクラピア緑地が完成しているマット工法、この3工法でさまざまな条件に対応してクラピアを植栽する。
- 耐踏圧性
芝と同程度の耐踏圧性がある。踏まれると葉が小さくなり、より緻密に地表面を被覆する。
適用条件
- 現場条件
・勾配1:1.5(約34度)より緩勾配。
・半日以上日向の場所。
- 技術提供可能地域
月平均気温15度以上が最低5カ月間あり、平年値1月中旬から2月中旬において最も低い旬の最低気温がマイナス10度以上の地域(目安 仙台以南)。
注意点
クラピアは株式会社グリーンプロデュースの種苗法による登録商品であり、無断で栽培・増殖・譲渡・販売はできない。
また、違法行為は処罰の対象となることがある。
システムの適用
維持管理している緑地:堤防(河川・海岸)、空港緑地、法面(鉄道・道路・造成・農地)、公園、外構(工場・倉庫・学校・マンション・病院・老人ホーム)
佐賀県 農地防災事業
栃木県 工場外構
茨城県 小学校整備工事
茨城県 道路整備工事