NETIS登録番号:KT-230179-A(防浸形局舎)

設置事例
概要
雨量・水位流量観測所、放流警報局、監視施設、通信施設などに最適な局舎(機器収容箱)である。
屋根・壁面・扉に、高断熱ボードをアルミ板で挟んだ「アルミサンドイッチパネル」を採用することにより、軽量かつ高気密・高断熱な構造を実現。
鉄骨架台を併用した嵩上げによる洪水・浸水対策や、老朽化した局舎の更新提案が可能。
特長
- 断熱性能が良い
屋根、壁面から伝わる熱量が非常に小さい。
また、床部分の底面もポリウレタンフォーム吹き付け施工により断熱性を保っている。
- 結露が生じにくい
- 気密性、耐水性に優れている
屋根・壁面のパネルは、専用の幅広材を局舎サイズに合わせて可能な限り継ぎ目のない板取りでカットして製作。
扉はクレモン錠と二重パッキン構造により気密性向上。
- 軽量
アルミパネルの採用により非常に軽量なため、耐震性にも優れる。
地盤に負担をかけず基礎が小さくできる。
- 腐食に強い
- 局舎の設置が簡単で早い
工場で一括生産し、完成品を運搬・搬入できるため現地据付工事が数時間で完了できる。
現地組立型の場合も、簡単で素早い設置が可能。
- 耐塩害性
部材の下地処理にカチオン電着塗装を採用し、高い防錆性能を有する。
離島や沿岸地域は「塩害対策仕様」にすることで、防錆性能をより向上させた局舎で対応。
- 使用環境に合わせた設計
用途や環境条件に合わせて設計・製作。
片開き扉、観音扉の他、引き戸、折り戸などバリエーションも豊富。
搬入形態の例
- 工場組立一体型
完成品をトラックで運搬 → クレーンで据え付け→ 基礎にアンカーボルトで固定。
- 現地組立型
工場組立一体型で現地へ搬入できない場合に、モノレール・クローラーダンプ・2tトラックなどで運搬できるように面体パネルの状態で搬入し、現地で組み立てる。
- 分割一体型
局舎を輪切りの分割構造にすることにより、4tトラック運搬を可能にする。
現地では分割面のボルト結合で組み立て完成するため作業時間を大幅に短縮できる。
(局舎の大きさ、現地状況に応じた分割で製作可能)

工場組立一体型

現地組立型

分割一体型
防浸形局舎(NETIS登録番号:KT-230179-A)
浸水被害から機器を守るための防水・耐水性能を追求した局舎を開発。
専用設計の特殊構造の扉を採用し、本体をアルミニウム合金の溶接構造一体型にすることで、防水保護等級 IPX7(防浸形)相当を実現。
冠水時も収容機器の安定稼働が可能。

防水性能試験